BS1スペシャル 「新型コロナウイルス 世界は科学で闘った」をみて 40万人死者が出るの話の裏側をしった

BS1スペシャル 「新型コロナウイルス 世界は科学で闘った」

を見た

 

現在はどうかは知りませんが、当初は無報酬で泊まるホテルさえ自分で確保し、

ボランティアで参加されていた“8割おじさん”西浦教授

taberunodaisuki.hatenadiary.jp

 

 

彼の理論をもとに「対策ゼロなら40万人死亡」 と厚労省クラスター対策班 

最近 この理論を嘘つき 煽りすぎという人々が世間に多くあるようです

 

学者は自分の理論をもとに予測を立てる

 

事実、緊急事態宣言の頃は病床 ICU ECMO使用率はいっぱいいっぱいだった

 

もう少しでアメリカみたいに廊下にベッドを出してではないかとおもったものだ

この理論 本当にデマなの?

西浦先生を攻撃しているのってどうなのだろうとかんがえていた

 

その理論についての討論もあり 非常に勉強になった

NHKスペシャルは BSも見ないと と思った 

覚えておくため一部記録

 

 

今は感染は広がっているが

 日本COVID-19対策ECMOnet COVID-19 重症患者状況の集計

COVID-19

では現在ところそこまで%はあがっていないようだ

 

 

番組の要旨 ホームページに出ていたのは以下

理論疫学など科学の力をたよりに、世界は、都市封鎖や経済活動の自粛によって、第一波の新型コロナの感染を抑え込もうとしている。しかし、経済社会の代償は小さいものではない。日々強まる、経済全面再開を求める声、最先端の科学はどう、適格な将来予測を立てていけるのか。世界の専門科学者の徹底インタビューを軸に、第二波に備えるために何が必要かを考えていく。

出演 宮田裕章 、高山義浩 、牧原出

司会 合原明子

2020年6月29日放送

宮田裕章 慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室 教授 厚生労働省の「保健医療分野におけるAI活用推進懇談会」委員の一人

高山義浩 沖縄県立中部病院 感染症内科

牧原出 東京大学先端科学技術研究センター教授

 

覚えておきたいところだけ記録

 

英国の方針転換

 

ファーガソン教授 医療システム全体へのダメージについて述べた

イギリスの医療機関で受け入れられる数を 一挙に超えてしまうことを示した

新型コロナウイルス以外の医療も受けられなくなる

リポート9(ナイン) 行動制限 ロックダウン

 

 

ファーガソン教授は英国政府に都市封鎖の実施を進言した人

感染症数理モデルにより 英国で都市封鎖を実施しなければ、新型コロナウイルス感染症により50万人が命を失う との予測を示した人だ

 

 

長期のロックダウンをしないで良い方策を考えたが

他にはなかった

 

米国も220万人なくなるとファーガソン教授 アメリカも方針転換

 

科学による方針転換

政治による決断

 

牧原出教授

リポート9

科学が政治に対して一定の信頼を与える効果を示した

 

 

宮田裕章教授 

科学的根拠に基づいた政治に変わりつつあると言えますね

 

高山義浩先生

イタリアでの医療崩壊の始まりの時にリポート9が出た

その時に 数字で説明してくれた

リポート9は実際に医療崩壊が起きたことでより大きなインパクトを持った

 

 

宮田裕章教授 

致死率の数字だけ見るとたいしたことないんじゃないかと思いがちだが

この新型コロナウイルスの脅威は量なのだ

一定以上の人が必ず重症が病棟をうめ

これが社会に影響を与える

 

 

リポート9を導く数式

まだ感染していない人

今感染している人

感染して回復した人

 

アニメーション 100人の集団に

一人感染者入り込んで

一人が二人にうつすと仮定して

 

免疫のある人がいると感染者が減っていって

山型のグラフとなる

 

 

宮田裕章教授 

一番大切なことは

未来を正確に言い当てる予言ではないです

これが当たってないからといって

正しくなくて 理論疫学の価値がないわけではない

提示された未来をもとに

私たちが感染を拡大させない行動をとって未来を変えていくこと

そこが大事

 

 

 

英国もたくさんなくなると予告し

そこから減らした

そこが大事な役割

 

 

牧原出教授

決めるのは政治

いくつかの科学的な助言をもとに

科学に頼りきることなく 決めていかなければならない

 

 

 

 

高山義浩先生

日本でもリポート9よりも2週間前に西浦先生らの研究グループが日本の流行シナリオを出しているのですね

科学を使いこなす時時大事なのは対案があることで

今回残念なことに政府に提言するようなグループが複数なかった

そうすると

ご信託のようになってしまう傾向があります

感染症の対策に正解はなく いくつかあるはずです

政治がいくつかの中から決めるプロセスがあればわかりやすかった

特定の研究者に責任を負わせることになってしまった

これは 対案がなかったから

一部 非難するような風潮もでてしまった

もし複数研究グループから提言があり、の選択する過程があったなら

このようなことにはならなかったのではないか

 

 

 

科学か経済か

ドイツ ウイルス研究所と経済研究所が一緒に発表した論文

5月13日発表

新型コロナへの対応

経済活動再開 感染制御

バランスを探る指標

Rt 実効再生産数

一人の感染者が何人に感染させるかという数字

ロックダウン前のドイツ3.4

接触制限で1以下にするのが大事

毎日この値を出している

GDPの損失とRtの関係を出した

Rt 0.1 損失はマイナス9.2%

Rt 1 損失はマイナス7.7%

Rt 0.75 損失はマイナス4.6%これが一番理想時だった

経済への損失を最低限にしつつ 感染を抑えていく

 

経済にはRt 1以上にして早く経済を回したほうがいいとおもっていたのに

意外だったと

 

再びロックダウンが必要になるとかえって経済が悪くなるからだ

 

 

 

高山義浩先生

住民にもわかりやすい指標を

 

 

宮田裕章教授 

多角的なデータで見ていくこと

確定陽性者だけを見ていただけではわからない

 

 

 

他にも考えなければいけないこと

教育

 

 

 

5月上旬にCDCが発表するはずだった科学的な指針

トランプ氏 煩雑すぎると拒否して科学を拒否した

 

ゆらぎはじめた 科学的な考え方に耳を傾けようと姿勢

 

 

ハーバード大学の長期予測

集団免疫

2022年まで続くという結論だった

行動制限もそれまで続くのではないかと

 

 

格差社会

社会の不満

同政治が吸収するか

 

新しい生活様式

文化として身につけていく

 

抗体保有

ニューヨーク 21.6%

ロンドン 約17%

スウェーデン 約6.1%

スペイン 約5%

日本 0.1%

 

 

測定方法によっていろいろあるが

思いの外 感染はひろがっていなかった

感染拡大が広がっていく国があるだろう

 

 

自粛をお願いするだけで十分か

外国からひとが入ってくることになった時に

 

科学は世界の共通言語

科学はツール

決断するのは私たちの価値観

 

科学に対する信頼

信頼のサイクル

 

確定しない未来

現実と向き合っていくのに科学をつかっていく

何が正解かは刻々とかわっていく

現実と向き合う覚悟 いかに科学をつかうか

 

 

 

 

 

BS1スペシャル「見えざる敵に挑む~AIが迫る感染爆発~」

にでていました

 

 世界の人工知能(AI)開発者が腕を競うコンテストプラットフォーム「Kaggle(カグル)

新型コロナウイルスに関するデータを集めるために(AI)に

いろんな言語を学習させるために世界の医学生たちが活躍したとでていました

いろんな論文を検索できるサイトをカグルがつくられたそうです

マスターとも言われるコンピューターに強い方がたくさんあつまっていろいろ開発されたのだとか

よのなかいろいろあるのですね

 皆が引用しているジョンズ・ホプキンス大学新型コロナウイルス感染状況も若い大学院生のような方がつくられたそうです 教授の助言を得ながら

中国系の方でした

 

若者が世の中を引っ張っていく時代になったのだとしみじみおもいます

経験も大事ですが

これだけ世の中の展開が早いと

人手不足ですから政治家の定年延長もやってもいいとは思いますが

実権はわかいひとのほうがいいかも、、 

 

 

 

追記

 

6月30日 クローズアップ現代プラス

 第1波 知られざる生と死の現場 ~そのとき家族は 医師は~

 

これまでは不安がたかまるから放送しないでと言われていた

患者数増えてきて、今後のためにと放送することを決定したとのこと

 

4月エクモ使用率グングンあがる

栃木県 エクモ4つ全部塞がる

高齢女性 隣の群馬県に搬送できるか? 

 

エクモがあるところ 10程問い合わせするが できず、なくなった男性の話

年齢で制限がかかった

 

エクモ  救命率7割

しかし 使える人材不足

肺の代わりとして使ったことがないのでと勉強しにくる他病院スタッフ

 

スペイン マドリード 年齢で切った

カタルーニャ州 年齢などで制限と保健省から勧告書(80歳できった) 

通達出したひとが人が顔出しでインタビュー受けた 

患者家族が行政と施設に対し訴訟の準備をしている とのこと

 

エクモを高齢者に使うと重い後遺症がでるという話もある

今後 日本はどうやっていくのか

 

あの苦しかった経験を繰り返さないために

医療体制のそなえ

という話

 

アメリカ 3月下旬 治癒の可能性の低い人は人工呼吸器の打ち切りをすすめ 家族の同意をとることを求める という病院からの通達 

アメリカでは患者の多くが治療について(人工呼吸器をつけたいかなど)家族と話し合ったことがある人が多いことに気づく 

 

普通の病気は 話をする時間があるが

コロナはない 予めどうしたいか 家族、本人が話し合っておくべき

 

 

という話であった

 

やはり 日本でも自粛は不要だったとはおもわないな

番組をみて思った