ミュージカル『DOROTHY~オズの魔法使い~』
桜井玲香 主演
蒼井翔太・鈴木勝吾(Wキャスト)渡辺大輔 小野塚勇人〈劇団EXILE〉・栗山航(Wキャスト) 伊波杏樹 横溝菜帆 凰稀かなめ 鈴木壮麻などなど
とにかく、ポスターの精度が半端なくすごい
これは、、と思わせるポスター
最近はもうミュージカル どんなストーリーか知らないけれど
旅行も行けないので、とにかくいってみるか
と
調べずに行くことが多い
コミックも表紙である程度の技量がわかることがある(実は初期の作品で中身は‥ということはよくあるけれど)
ケーキだって写真で見ただけで、ある程度味も想像できる
うーん
辛口になるから、全公演終わるまでは感想書くのやめておこうと思った
宮川彬良さん本名 宮川晶さんで活動されていた『音楽・夢コレクション』はいまだにわすれません
taberunodaisuki.hatenadiary.jp
あれから、子供番組をされていることがおおかったからかな
いや、
もう脚本がああだからしょうがなかったのか
子供ミュージカルでした
パロディを楽しむ 大人ミュージカルではなく
こどものためのミュージカルでした
出ている役者さんは無名の方がおおかったですが、
非常に洗練された動き、稽古をかさね鍛えられた動き、
テンポも良く 歌も上手く
ただ
ストーリーが ご都合主義すぎて
ああ、思った通り
独善的だった主人公が他の人の気持ちもわかりました
めでたしめでたし
いや 大人でそれはないでしょう
もっと大人の世界には、ドロドロした部分があります
日本でつくられた
オズの魔法使いをモチーフにしたミュージカル
コンサートマスター(どこの楽団かは不明、若手が多い)は自分だけ素晴らしく演奏できる
しかも服装から考えて、段違いにリッチなお家の方
他のバイトに明け暮れている方々の実際の苦労はわからない
父もコンマスだった彼女は練習時間を増やそうと独断で決め、
団員から不平不満 支持を失い
そのとき
オズの世界に飛ぶ
はい ここでどうなるか想像してみましょつ
他の人の気持ちもわかるようになりました
もともと、そういうことを考えられる能力ももっていたはず 気づかなかっただけなんです(オズの魔法使いのストーリーの主題どおり)
そのまんまのストーリー展開です
ドロシーの願い それは
劇団員の心をつかむ リーダーシップ
それをもとめて
いつものメンバーと旅を展開していきます
資金がないようで、
大道具には若干お金をかけているものの
一般人の楽器(ピアノ ドラム)や音符などは 厚紙のようなものでできています
服装もシンプルなものです
一方、ここが?なのですが、
主演ドロシー
最初っから他の団員が上から下までコーディネート数千円の服装の人々の中
レースで上下覆われた、超お嬢様の上から下まで30〜50万円くらい?という服をお召しになり登場
一般の世の中で、そのような行動をしたら
まずそれだけで浮くでしょう
子供の頃から英才教育をうけ
1日練習をさぼれば、とりもどすのに3日はかかると、コンマスだった父にいわれ
そこまで努力した主人公、ここの学団はボランティア集団?他のこれだけで食べていける楽団にうつられたら?
芸術にお金をかけない日本なので、音楽だけで食べていけるところはほとんどないのは知っていますが、それにしても‥
そしてこの劇
主演女優だけ次々お召し変えするのですね 素敵なお衣装に
なんと理由づけとして、東の魔女にプレゼントされましたって
そんな話、本編にもないでしょ
主演級は衣装がかわります
鈴木壮麻さんは 衣装こそかわりませんが、オズは化けてでてくるので装置、パペットなどいろいろ
凰稀かなめさんも、たしか一度衣装がえ そして巨大な蜘蛛のようなパペット装置あり
そして、ドロシーは最後は心をいれかえ
リーダーシップをもらうより、元の世界に帰るという願いを優先させ
よーくわからないけれど ここまでこじれて
格差があって、皆の音楽技術向上や、資金面の困難などはどこに行ったのやら
楽団員の不平不満もなぜか すっとなくなり
めでたし めでたし
ああ よかったよかった
これが大人のミュージカルかな?
音楽、動きは良かったけれど
ストーリーはこれじゃ
もうみにいきません ちょっと怒っています
友人をさそったのに‥
プログラムももともとのオズに関する掘り下げ等もなかったので、
写真集でした。まー そういう目的で買う人にはいいでしょう。
今回のおそらく1番の功労者は
このポスター製作者
ビジュアルアートディレクション 三木香(ミックデザインワークス)
デザイン 初見杏子
宣伝写真 小泉なみこ
ビジュアルクリエイト 村田武彦(アマナ)
イラストビジュアル taiki
この方達のどなたかなのじゃないですかね
ミュージカル『DOROTHY~オズの魔法使い~』 | 関西テレビ放送 カンテレ
全ての大人たちに贈る、奇跡の歌の物語♪
誰もが知っているライマン・フランク・ボーム作の「オズの魔法使い」。
世界中で“童話”として読み語られる事が多い作品ですが、
読み手によって様々な表情を見せる多様性も大きな魅力です。
そんな 「オズの魔法使い」が、田尾下哲による新たな世界観と宮川彬良の書き下ろし音楽により、
古きアメリカから現代のとある国へと舞台を変え、新作ミュージカルとして生まれ変わりました。
「音楽が支配する魔法の国」での冒険物語、
きっと、現代を生きる大人たちも新しいメッセージを発見できるはずです。
作・演出:田尾下哲
作詞:安田佑子
振付:TETSUHARU
パペットデザイン・ディレクション:アレクサンドラ ラター