それは私の仕事ではないから

このあいだの台風騒ぎで

日本人の律儀さをめにして

思わず読み返した本

フランスはとにっき 藤田里奈 著

フランスはとにっき: 海外に住むって決めたら漫画家デビュー

フランスはとにっき: 海外に住むって決めたら漫画家デビュー

 

 

まずパリに到着 

市内までのバスチケットをかってのち

バス会社の人にいわれたこと

今日はバスはストライキできません

 

それなのに、なぜチケットをうっているの

返金はできるの

に対し

 

俺の仕事ではないから、それはわからない

 

 

仕事関係の書類

郵便局で本人確認のためのIDが必要な郵便受け取り

郵便局に行くと

 

この荷物はもう受け取りされていますね

 

文句をいっても

探して欲しいといっても

英語はわかりません

ここにはありません

 

きを取り直してもう一度行くと

もうちょっといい人が応じてくれて‥

 

その後いろんなバージョンが

日本に送り返されていた

来たけど 袋がビリビリにやぶられていて ビニール袋にはいって届いた

近所のおっちゃんのサインでかってにその書類を受け取ったまま(親切心でやった) 1週間うけとったことを忘れていた

 

などなど

他にもエピソード満載

 

続編にも

それは私の仕事じゃないから 本社に電話して確認してみて

 

俺のせいじゃない セパマフォット

とか

”私の仕事じゃない”の もっと強い表現で

私関係ないから  C'est pas de mon resort

 

などの返答がでてくるエピーソードがいろいろあって

日本に帰国した作者が

 

大変お待たせしてもうしわけございません

アイスコーヒーのお客様

ご注文は以上でおそろいでしょうか

ごゆっくりお過ごしくださいませ 

 

といわれ

 

あのものは身内を人質にでもとられておるのか

この時給であんな丁寧な

 

いいえ これが日本の接客です

 とボケていた

 

もう少し楽に働いていいのよ

フランスと足して割れればいいのに

 とかかれていました

 

私自身は留学したことはないですが、

自分が留学体験をしたかのような

本当に自分の価値観が変わる御本でした

海外体験記が好きでいろんなのをよみましたが、

藤田さんは感受性がつよいのと

人による価値観を俯瞰してみることができる方なのでしょうね