別冊 NHK100分de名著  時をつむぐ旅人 萩尾望都 覚書き

 別冊NHK100分de名著 時をつむぐ旅人 萩尾望都 (教養・文化シリーズ 別冊NHK100分de名著)

 [著] 小谷 真理 [著] ヤマザキ マリ [著] 中条 省平 [著] 夢枕 獏

少女漫画の概念を変えた稀代のストーリーテラー。その先進性と深遠な哲学に迫る!

少女漫画史に燦然と輝くトップランナー萩尾望都。半世紀にわたって、ファンタジー、ミステリー、SFなど幅広いジャンルを舞台に、実存、不条理、魂の救済、差別、家族の相克など普遍的な哲学的命題を提示し続けてきた。その深遠な世界観を、いずれ劣らぬ萩尾愛に満ちた4人の論者が語りつくす!

2021年正月に放送され反響をよんだ番組「100分de萩尾望都」待望のムック化。

萩尾望都自身のインタビューも収載。

【内容】

トーマの心臓』をよむ――小谷真理

『半神』『イグアナの娘』をよむ――ヤマザキマリ

バルバラ異界』をよむ――中条省平

ポーの一族』をよむ――夢枕獏

萩尾望都インタビュー

 

 お正月にテレビを見て

おお、ずいぶん経ってから本が出るのですね

あわてて 通販で買ったけれど

 まだ 今日は本屋さんでみかけました 在庫あります

 

萩尾望都先生のインタビューは

テレビ用のインタビューの再構成 テレビで紹介できなかった分も含めて

萩尾望都先生の このためのイラストはないようにおもいます

カラーの挿絵は過去の発表済み作品からだと思います

 

本書における萩尾望都作品の図像は 画集 デビュー50周年記念 萩尾望都 ポーの一族萩尾望都の世界 フラワーコミックの各作品 萩尾望都作品集の各作品 小学館文庫の各作品など いずれも小学館刊行の各作品によります

 

だそうです

 

イラストは

ヤマザキマリ先生の

萩尾望都テルマ・ロマエのルシウス

というのがこの本のために描き下ろされ でています

 

テレビとは別に

各作品について

各先生方が これでもか、、って掘り下げて

かかれています

 

最初に NHKエディケーショナル特集文化部『100分de名著』プロデューサー 秋満吉彦

はじめに ここではない、どこかへ!

最後に

萩尾望都 略年譜

がでています

 

 

萩尾望都さんのインタビューの中にこんな一節が

日本の教育的文化背景のもとでは、失敗したりダメだったりする子には、心があるとはおもわれていません だから なにを言ってもいいし どんな教育をしてもかまわないということになっているのです。

「お前はバカだ」とか「ダメだ」とか「死んじまえ」とか 、親が何を言っても許されています。でも、言われる子はつらいですよね やっぱり心があるんですから

だから、そういう立場の人としてエドガーを描きました

 

ああ、そうでした

昭和ってそういう 今でも人に見えない家庭内ではそういうことがあるかも

 

この本とは関係ありませんが、

昔々 テレビに萩尾望氏が出てこられていて

鯉のぼりだったかの絵を学校で描いた時に、屋根の向こうのほうにみえる鯉のぼりをかいて

こんなの子供が描くはずがない、おとながかいたんだろうといわれた

というような話をされていたことを思い出しました

天才って 誤解されやすいし、周りからも理解されいくいのでしょうね

同調圧力が強い日本では余計に大変だったのだろうなと

思っていたのを ふとおもいだしました

 

 

 

www.nhk-book.co.jp

 

お正月の番組について ちょっとだけかいていました

taberunodaisuki.hatenadiary.jp