食の起源 第1集「ご飯」 ~健康長寿の敵か?味方か?~/第5集「美食」 ~人類の果てなき欲望!?~をみての覚書

 

 

食の起源 第1集「ご飯」 ~健康長寿の敵か?味方か?~

 をみての覚書 

2019年11月24日(日) 午後9時00分~9時49分 

いま世の中は「健康・美容・長寿のためには、これを食べろ」といった情報の洪水!ところが一方、メタボ・糖尿病・心臓病・高血圧・・・食が引き起こす病は増えるばかり。これほど食に翻弄される生物は地球上で人間だけだ。「本当に人を健康で幸せにする“理想の食”って何?」そんな疑問の答えが、意外にも人類と食の「進化の歴史」に秘められていることが明らかになってきた。シリーズ「食の起源」(全5回)は、あなたと食との知られざる関係を、壮大な進化の視点から解き明かす、かつてない大型番組だ。食の分野で活躍するTOKIOをMCに迎え、ワクワクする食の冒険を繰り広げる。 第1集のテーマは、ニッポンの主食「ご飯」。日本人のソウルフードでありながら、糖質が多いご飯は「肥満の元凶」とされ、“ご飯抜きダイエット”もはやっている。ところが最近、「糖質を減らすと寿命が縮む」という衝撃のデータが!ご飯は健康長寿の敵なのか、味方なのか?人類と糖質の関係を起源までさかのぼると、ご飯には日本人の遺伝子や腸内細菌を変えてしまう、すごいパワーが秘められていることが分かってきた。あなたのご飯を見る目が、きっと変わる!

 

人類の進化で食の大革命がおきていた

 

ラオスに一人1日1kg米だけを食べる民族がいた

 

コメの中にはでんぷん その中に糖質

 

700万年前 主食は何だった?

アメリカにパレオダイエット 祖先の食べ物でダイエットといって肉ばかり食べている人がいる

しかし、スペイン北部の石器時代の遺跡

その頃の食べ物 歯石から解読すると

デンプン

実は主食は糖質だったことがわかった 摂取カロリーの5割以上らしい

 

日本の縄文時代でも どんぐり 地下茎など

 

木の上でまずは果実を食べていたが、寒い時間がきて

地上に降りた 二足歩行もおぼつかない

木の実がおちていた 割って食べた

イスラエル北部の遺跡に200万年前 ホモ・エレクトス 木の実を割って 火をつかったあとがみつかった

火による澱粉の調理

どんぐり 地下茎 そのままでは渋くてまずい 加熱すると甘みとホクホクさが

 

生の澱粉は消化できないし美味しくないが

加熱するとブドウ糖に変化する 味蕾をしげきして 脳に甘くておいしと伝える

 

これが食の大革命 火

 

澱粉は吸収されて、それは脳にいき(一番エネルギーが必要なところ)

脳の神経細胞が発達

脳の容積が2倍以上に巨大化した

200万年前に急速に巨大化したことがわかり、知性があがった

 

そして狩ができるようになって 肉もたべられるようになったのだろう

 

脳はブドウ糖しかつかえないのでないとこまる

 

糖質を大幅に減らすことの危険性

アメリカボストン シモンズ大学 13万人の食生活20年間調べると

糖質摂取が60%以上のグループに比べ、35%以下のグループでは死亡率1.3倍

 

32億年前

緑の海 植物プランクトンが発生 酸素ができる

微生物うまれる 糖をうまく利用できる

単細胞生物できる(私たちの祖先)糖をうまく利用できない

20億年前

単細胞生物は微生物を体の中に取り入れた 体の中の微生物に糖からエネルギーをつくらせる

その微生物 ミトコンドリア これがエネルギーを生み出しているのだ

 

 

糖質を取らないと

タンパク質 脂肪から糖を作る

血管の障害 修復しにくくなる 動脈硬化起こりやすい

 

1万年前に農耕のはじまり

中国浙江省に米の始まりのあとが

水辺の雑草からはじまる

でんぷんの隙間にタンパク質 必須アミノ酸

食物繊維 ビタミン ミネラルもはいっている

貯蔵もできる

 

3000年前日本でも栽培始まる

世界でも最もコメを食べる民族

 

体におもいがけない進化

日本人とヨーロッパ人 クラッカーをたべて甘みを感じるスピードをみると

日本人の方が早い

日本人は澱粉を食べたときに甘みを早く感じる

 

唾液を集めた研究 遺伝子

アミラーゼ遺伝子 アミラーゼを作る

澱粉をより早くつくれる

日本人には多い 平均7個ももっている(他の民族4つ)

しかも多い人ほど太りにくい体質

 

膵臓から出るインスリンが出過ぎると太りやすい

アミラーゼ多いとインスリン20%分泌量が少ない

ご飯(コメ)をたべても太りにくい人が日本人に多いのだ

 

遺伝子が数千年でかわったという研究だった

 

日本人の長寿の秘密かもと

 

少ない人もよく噛んで食べれば大丈夫

 

 

昭和の時代 日本人は一人1日3合ほど食べていた

 

ラオス ナムヨン村に昔の日本人のような食生活の少数民族あり

蒸した餅米を家族四人で3kg食べている ご飯しか食べない

めずらしい腸内細菌がでてきた プリボテラ菌 20%もいた

 ごはんから短鎖脂肪酸をつくりだす

短鎖脂肪酸は肥満予防 糖尿病 動脈硬化予防

日本人にプリボテラ菌はいるの?

7.5%いた(鶴岡市民50人)

 

糖質の摂取量と死亡率

糖質は全カロリーの50〜55%が理想

毎食お茶碗にいっぱい程度が理想

 

アナウンサーさんが ご飯(お米)を減らしてスイーツにしたといって

おこられていた

血糖値の上がり方がちがうといって

まあ、理屈としてはわかるのだが、

それでも食べたいのがスイーツなのだよ というのが私の感想だ

糖尿病でも一律にスイーツを禁止していないところもあるし、

それは 人それぞれだと思う

まあ スイーツは古来から人間が食べているものではないから 理想的食事ではないことは重々承知のうえで

それをいうなら お酒だって糖質だろう

 

 

 

食の起源 第5集「美食」 ~人類の果てなき欲望!?~

 をみての覚書

2020年2月23日(日) 午後9時00分~9時49分

「本当に人を健康で幸せにする“理想の食”って何?」そんな疑問の答えを、人類と食との“壮大な歴史”と“驚きの進化”から解き明かすシリーズ「食の起源」(全5回)。食にこだわりを持つTOKIOをナビゲーターに知られざる“食の真実”に迫っていく。最終回となる第5回のテーマは「美食」。どんな生物も「生きるために食べる」が、人間は健康を害してまで「おいしいもの」を欲して食べ過ぎてしまう、まさに「美食モンスター」!なぜそんな奇妙な進化を遂げてしまったのか?その壮大な歴史をさかのぼると、人類の祖先が生き延びるために獲得した「3つの特殊能力」が、現代人の「奇妙なおいしさ感覚」を生み出していることがわかってきた。なぜか「毒の苦味」や「におい」だけで食のおいしさが劇的に変わる不思議なスタジオ実験なども交え、単なる栄養摂取を超越した「人類の食」の神髄に迫る。いよいよ「あなたを健康で幸せにする“理想の食”」への道が見えてくる!?

 

美食モンスターになった理由 3つの特殊能力

 

苦味

ワインソムリエ登場 ぶどう酒を飲んだだけで火山のふもとでそだったと当てるほど

唾液を採取 遺伝子のちがい

苦味を敏感に感じる遺伝子を持っていることが判明

 

 

チンパンジーに苦い味をつけたりんご をあたえる

苦味遺伝子をもつ(苦味がわかる)チンパンジー

苦味遺伝子をもたない(苦味がわからない)チンパンジー

たくさん食べると危険とわかる遺伝子だったのだ

苦い味 食べるな となる

 

700万年前 アフリカ

6万年前 気候変動 食料がなくなる

新天地へ旅立つ たべなれたものがない 

ああ、にがい たべられない? 

あれは食べても大丈夫だ これ食べられる

そこから変化していく 苦くても食べられるものがあるにかわっていく

そこから、

苦味 積極的にたべたくなる味(これは大丈夫と脳の記憶庫から)に変化

そうして、食べ物の広がりを手に入れた

 

苦味を美味しいに変える能力

苦味ソースをかける コーヒーを煮詰めたソース

イワシ みたらし団子などにかけてみる あれ?美味い と

 

 

 

おいしさがわからなくなった 無嗅覚症

嗅覚がないとおいしさを感じなくなる

祖先の顔の形の進化 鼻面の長いから短いへ

恐竜時代

鼻が長く 夜行性 嗅覚で周りをうかがい 嗅覚センサー1000万個 1兆種類のかおりがわかる

地殻変動 昼間の世界へ 嗅覚よりも眼をつかう

口と鼻を隔てる板もなくなり ひとつながりになった

食べ物の香りが鼻に抜けるようになった

香りがのどの奥から鼻から鼻の穴へとながれていく

味覚センサー100万個 嗅覚センサーは1000万個 よって臭いの方が強く感じる

火で調理しはじめる

火で調理 香り成分がどっと

舌より嗅覚で

味よりも香りで美味しさを感じる美食モンスターへ

風味こそが美味しさと感じる

 

スタジオでは同じ醤油の量でも 焦がして香りを立てた方がおいしく感じる実験

味も臭いも一緒に感じるようになった

栄養や健康より美味しさ風味を重視してしまう

 

 

第3の特殊能力

あることを提示されただけで美味しく感じる

 

低脂肪ごぼう健康スープ といわれるとまずく感じ

鳴門鯛の出汁たっぷりポタージュ と言われると美味しく感じる

 

パスタ風ズッキーニと大根の炒め物 といわれるとまずく感じ

モチシャキ2色麺の創作ペペロンチーノ と言われると美味しく感じる

 

料理の名前で味が変わる ように感じる

 

自分の舌や嗅覚より 人から与えられた情報で美味しさをかんじるという能力

 

何故そうなったのか

進化に関係ある

苦いリンゴ 2頭のチンパンジー 

苦くしたリンゴをたべられなかったチンパンジー 美味しく食べているチンパンジー

じーっとっみていて

毒じゃなさそう たべられるのだと理解し 食べられるようになった

仲間が美味しそうにたべている光景をみて 食べるようになったのだ

共感能力を高めることによって いきのびた

 

前頭葉 ここを発達させた

仲間への共感を示す中枢が大きくなった

ひとの感情を自分のことのように感じる能力

自分だけの経験で判断

仲間が美味しそうに食べている 共感 仲間が食べているのは自分も食べる価値があると判断

 

自分の食の好みにとらわれず 仲間の食の好みに合わせていく能力

 

よって 口コミが高いと美味しく感じる

 

誰と一緒に食べたか

どんな気持ちで食べたか も味に関わる

 

 

フィンランド 美味しさの記憶を子供に

体の五感をつかっての授業

森の中でたべられるもの探し

 

楽しい食の記憶 野菜嫌いを克服して

食の楽しさを心に刻み込む

 

 

単なる栄養でなく 食は生活を豊かにし、人と人をつなぐ

としめくくられた

 

 

いい番組でした

ところで 私は 共感能力に欠けているということがわかったけれど