イギリスの女性作家ダフニ・デュ・モーリエの『レベッカ』を原作とした、ウィーン発のミュージカル・サスペンス。wikipedia
イギリスの小説家さんが書いた イギリスの話
今回はシアタークリエ10周年記念公演として再演らしく、先に大阪へ
前のキャストの大塚ちひろ 涼風真世はダブルキャスト トリプルキャスト
前回は大きな梅田芸術劇場でみました
今回は小さめ劇場シアタードラマシティ
それともうお話の種明かしを自分が知っているということが違うくらい
知らないと余計に恐怖感が増幅する
存在しないものの存在の大きさ
上演時間結構長い
今回はもうちょっと知識 舞台背景を知る機会があったので、覚書
すみません 自分のための覚書なので
ネタバレ等がはいっています
wikipediaにでている
小説『レベッカ』の主人公「わたし」は物語の初めの段階ではレディズ・コンパニオンを務めている。
レディズ・コンパニオン( lady's companion)は、上流または富裕な女性に雇われ、そのお相手をする生まれ育ちの良い女性のこと
イギリスにおいては、少なくとも18世紀から20世紀中頃まで存在した。レディズ・コンパニオンは使用人とは見なされていなかった。雇い主がコンパニオンに求めたのは、自分と同じか、少しだけ下の階級の女性であることだった。19世紀後半までは、他からの支えがない場合、上流または中流の上のクラスの女性がその階級の尊厳を失わずに生計を立てるには、コンパニオンになる他はごく限られた手段しかなかった(ガヴァネス(女家庭教師)、私立女学校経営、文筆業などがその例である)。
コンパニオンの役割は、雇い主と一緒に時間を過ごし、話し相手となり、雇い主が客をもてなすのを助け、しばしば社交行事に同行することであった。
だそうである。劇中では随分下にみられていましたが、それは雇い主の性格によるもので、本来「わたし」はほぼ上流階級だったので、女主人となるのに全くふさわしくないわけではなかったのでしょうね。
マンダレイという実際の町はないのだとか
ロンドンから汽車で数時間 海の近くですね
小説は1938年発表 映画は1940年 そのころのことかな?
ということで 前回のプログラムが手に入ったので見てみると
ブリテン島 南西につきでたコーンウェルという町がモデルらしい
湿地帯ムーアがあるそうな
ムーアといえば嵐が丘の舞台もそうでしたね
あちらはヨークシャーのハワースらしいのでもっと北のほうの内陸
ムーアはイングランドからスコットランドにかけて点在しているらしいので
いろいろあるのでしょうが、どちらも同じような雰囲気の小説ですね
プログラムには作者が暮らし向きは上流階級ながら、女主人として指図できなかった作者の性格が色濃くでているともかかれていた
英国貴族の変遷はドラマ ダウントン・アビーが20世紀前半の貴族社会を描いているのをみたので、執事、従者、下僕、家政婦長、メイド長、メイドと役割がわかれ、
身分としては雇わないと格好がつかない事情
そうはいっても、家計的に苦しくなってきているし、だんだん雇わなくなってきている社会背景などは同じ時期ではとおもいます。
マキシムは全部自分でやるといっていましたので、従者がいないとできないお坊ちゃん育ちではなさそう。
マキシムは引越し後に召使い一部つれていったのか?人件費削減に着手したのか?
フランクローリーは友人で屋敷の管理人みたいに紹介されているが、執事なのか?
個人的、また友人たちの感想としては、
情状酌量の余地はあるにしても、あれはやはり殺人では?
新しい奥様に、事情を知らない新しいメイドがつく?お互い家のしきたり知らない同士でありえないでしょ
今日本でも予防接種で話題のヒトパピローマウイルスによる子宮頸癌?
屋敷が燃えてもお金持ちのままなのね たぶん
昔公演のセットが大きい方が火事は壮観だったわ
それでも階段を引き出してセットするなど工夫が見られたね
オーケストラはどこにセットされていたのだろう(指揮者のみ最後挨拶あり)
そうえば”わたし”はなぜ握手をしようとしたら相手に怪訝な顔をされたのだろうか?
などなど
また原作もいつか読んでみよう
キャストがばっちり決まる前のチラシ
前回のプログラムもみつかりました
2008年度版 プログラム
歌題名一覧
歌詞
永遠の瞬間/レベッカⅠ/神よ なぜ/誠実さと信頼/今宵マンダレイで
アメリカン・ウーマン/女は強くなる/持ちつもたれつ/夜を越えて
萩尾瞳 幻想のトライアングル クンツェ&リーヴァイコンビ作の魅力
茅野 美ど里 ダフネ・デュ・モーリア とレベッカ
神秘の土地 コーンウォール
末永陽一 稽古場レポート
2010年度 梅芸プログラム
歌題名一覧
歌詞はない
増えた歌
幸せの風景 キス
萩尾瞳 ラブ・サスペンス レベッカ再び
茅野 美ど里 ダフネ・デュ・モーリア とレベッカ
布施英利 レベッカの微笑み
末永陽一 稽古場風景
英国の歴史に関する本を読んだ覚書
図説 英国執事 貴族をささえる執事の素顔 (ふくろうの本/世界の文化)
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読みやすいです
なんとなく ダウントン・アビーなどをみてわかったいたことが
しっかり調べられてまとめられています
村上さんはこのシリーズでいろいろな本を出されています
結局 握手の件はわからなかったのですが
貴族たちは伝統的に無報酬で政治的活動をし、出席するしないに関わらず議員なのだ
さて、男性使用人は
下働きのボーイ
フットマン お仕着せ 制服を着る
従者 執事 家令へ
家令は経費帳簿つけ、請求書の支払、手紙代筆、旅行手配とかかれているので、
レベッカのフランクはどちらかといえばこれ?
全ての人がいるわけではなく 仕事兼任のこともあり
執事の大きな仕事はワインの管理
男性使用人は地下 女性使用人は屋根裏が多く
執事たち 上級使用人はまた別の場所
不機嫌なメアリー・ポピンズ―イギリス小説と映画から読む「階級」 (平凡社新書)
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働く女たち コンパニオンから女主人へのの項目にレベッカ
コンパニオンという仕事についてかかれ、
わたし の名前、父の仕事などみなぼやかされて書いてあることを指摘
使用人問題で困っていた作者の経験を投影
この失敗談を喜劇でなく読者に同情するようにうまくかいていること
映画では原作よりマキシムが悪くないようにちょっとかえていること
などがかかれていました
ついでにメアリーポピンズ
富裕層でない家庭の場合 ナニーは子供の頃だけやとう
イギリス(本によるとイギリスだけらしいが)では、子供を母性本能で可愛がるのは上流階級にふさわしくなく 下級層に教育を任せて厳しく育てるのが良いとされた
上流階級のマナーや話し方も教える重要な役目
でも所詮 階級的には子供たちの方が上
また 解雇された時に情が映らないよう 不機嫌な態度で距離をおいていた人が多い
子供たちも信頼していた親みたいに思っていたナニーと強制的に別れさせられて心に傷をおった人もとかかれていた
なるほど
それで、原作のメアリーはあんなにフンといってはツンケンしていたのですね
他にも ハリーポッター 学校の中にも階級社会がある裏側なども書かれ興味深かったです。
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真面目な歴史研究書物 よみにくい
本当にそれぞれの項目について細かく描写されている
握手について出ていたが 謎は解明されなかった
握手についての作法は簡単だ 男性には女性の方から握手を求めてくるまで握手をする権利がない、、若い女性は手を出すだけで、友人でもない限りは男性の手を取って振り動かすことはしない
また女性は必ず立ち上がって手を出さなければならない
料理に関しては
オーブンについて
献立の変化について
プディング(いろいろなの)について詳しい クリスマスプディングの記載も
飲み物
乳製品
クリームは牛乳を48時間放置して上澄みをとった
バターは塩分を多くした(保存のため)
固形クリームがあった
チーズの作り方
ベイスティン(ファースティン)牛乳から作る
牛乳を1年半保存する方法
アイスクリームの作り方
製氷室