NHKジャパンブランド第2回をみて

第2回 日本式サービスで世界をめざす
2014年11月9日(日)放送分
今回もすごい番組でした
3歩あるくと忘れますので あらすじを書き留めておきます


テーマは
16億人のマーケットをもち、一兆円の市場をもつというイスラムのマーケットへいかに進出していくか と 香港での人材育成について
文化の壁をいかにこえていくか
デフレできたえぬかれた日本式だからこそ世界に通用する力をもつ

  • 香港進出のヘアカットサービス QB HOUSEさんの話

ほとんどバリカンで仕上げ 髪は掃除機で吸い込む10分カットシステム
香港で47店舗(香港では最大チェーンになっている) シンガポール30店舗 台湾11店舗と展開 
新店舗開店と同時に長い行列 女性の姿もあり
低価格+人材育成で勝負
コピー店も続々できるなか、なぜ支持をうけ展開をひろげられたのか それは人材育成と日本式サービス
ケープひとつかけるのにも日本式はちがう
また 待ち時間に玄関前に起立して立つ
   道具の手入れ 掃除
   文句をいっても 2度とくるな といったりしない 等
人材育成 経験者が新入社員のメイン ミスしてもおこらない 失敗してもフォローする
 ミスのフォローに成功すると かえってお客にファンができたりする
 サービスの本質を伝える
壁となるのは離職文化
 香港では 英国式で幹部職員になれない文化 転職はキャリアアップ 普通のこと 二年以内に半数が離職
 店長からエリアマネージャーへの道を作る (頑張ればキャリアアップできる)
 チームワークを高めるため優秀店を表彰(賞金はその店舗全員でやまわけ)
 年に1回のカットコンテスト開催  
昔ながらの日本風のやりかたで離職は半分に

  • 日本からの海外進出はどうしたらいいか

今までに500以上の企業の進出を手助けして来た 独立行政法人日本貿易振興機構ジェトロ)の方におききするコーナー
良いパートナー(商習慣 流通 人脈を知る)を現地でみつけること
できれば、もうけより高い志(社会の基盤を作りたい その国のライフスタイルをかえていきたい)を持つ人
日本式に トラブルがあったら双方誠意をもって解決する などという条項はダメ
相手を信頼しているからこそ いまここではっきり書いておきましょうくらいの心意気がないとダメ 
それだけきっちり決めているほうがかえって信頼される


イスラム圏に進出する足がかりとして マレーシア クアランプール
ショッピングモールに TOKYO STREET が有る
日本ブランドは信頼されているのだ
漢字だけでは中国製と見分けがつかないので、わざわざカタカナをいれて日本製をアピールしているとの話もあり
マレーシアのイスラム教徒に受け入れられれば、それを足がかりに中東 アフリカのイスラム教徒の方々に受け入れられるビジネス展開ができるのでは、
という話

  • IEONの例

30年前に進出 27年経ち ようやくマレーシア人の女性社長となる 
彼女は売り場からのたたきあげ、日本店にも何回かおとずれ 現地の人の目で改革 それ以降、急成長する
例 祈祷室の改革など
これからは、日本人は 現地のひとに学んでいかねばならないと、、

  • SUSHI KINGの例

豚肉 アルコールがダメ(ハラルでない)なイスラム文化に適する外食文化にいかに適応させていくか
メニューは 常識にとらわれないもの 現地の人が好きなものならなんでもあり
試食審査はすべて現地スタッフのみでおこなう
ネックとなった ハラル認証醤油の話
 九州 フンドーキン醤油
 最後に味を整えるため 調味料 アルコールを加えていた アルコールはハラルではない
 マレーシアのハラル認証の専門家を招きアドバイスをもらう 
 最終工程前の商品をマレーシアにおくり そこで、ハラル適応物でのみ味をととのえると
醤油だけでなく みそ かまぼこ 酢等もそれぞれ地方の会社に依頼し ハラル認証をとったものを現地におくっているとのこと


このように、
食材だけでなく 食器 それらを運ぶ流通までともに海外進出していける
これは 大きなビジネスチャンスで有る
というようなお話でした。



さて、自分の感想
日本のケーキ業界
お土産文化
世界にだしたって、(ヨーロッパにもまけていないとおもいます)すごいとおもうんですけれどもね、、
日本国内を飛び出し 異国式に変化したものが また日本にかえってきて、、って
期待しています


日本のケーキ市場はかなり飽和してきています
ハラル認証をうけて世界にはばたいてほしいものです
ところで、シンガポールのデリチュースさんはハラルなんでしょうか?


そういえば、もうひとつ心にのこったエピソードが、、、
寿司チェーン 自信をもって、創作した寿司新メニューが現地スタッフに評価されないことがままあると
いまだに、どの味が評価されるのか予測がつかない とのこと
味って、国が変われば 美味しいの基準がかわるのですね
美味しいの個人差については何度か書いてきましたが、(だから万人が認める”日本一美味しい” ”世界一おいしい”なんて、ありえないとおもいます)
万人に受け入れられる味なんてほとんどないのでしょうね
そのひとの為にって、作られた物が、一番美味しい?
だから、おふくろの味が一番 って、ことになるのでしょうね
一流シェフさんの味を食べにいき、舌をきたえるのもいいのでしょうが、
いきつくところは、自分の家のおふくろの味 、、だったりするのでしょうね