水野真紀の魔法のレストラン ”和食”をみました

祝和食無形文化遺産登録!「菊乃井」村田吉弘の一週間に密着!! (毎日放送) という番組でした
どこまでが和食か という広告にのせられてみたのですが、、
非常に村田吉弘という人物の心意気に感動しましたので記録します


もともとユネスコの登録は国が動いたものでなく、このかたが動いたことからはじまったようです
その頃 日本料理は 世界から見ると極東のエスニックにすぎず
ユネスコからは 自国が文化と認めていないものを世界の文化遺産にしてほしいということですか、、とかえされたのだとか、、、
そこから 村田さんの活動がはじまったようです
外国から修行にきた人は 生活の保障も無く また調理したものをお店にだせない状態だったのを
京都市に掛け合って外国人が働きながら京都市で日本料理を学ぶためのビザ要件を緩和する特区の認定に奔走
村田さんら京都の料理人らでつくる特定非営利活動法人「日本料理アカデミー」(2004年8月設立)が提言したのをきっかけに、政府は和食の登録に動くようになったようです
村田さんご自身のお店 菊乃井本店は日本料理 ミシュラン3つ星をとるおみせのようです


ここまでがご経歴で
続きは そのお言葉


日本人が作って日本にしかないものは 和食
おお、
そのとーりです
良い言葉ですね これほどえらい方にいっていただくと とても心強いです
その他
日本文化は型があって、規範の中でのオリジナリティーをだす
和食は一汁三菜を基本に栄養バランスにすぐれ
(またお正月のお雑煮にみるように日本の北から南まで一斉に行事とともに和食が有る)和食は年中行事の中心に存在する
(料亭での和食は)美味しいまずいだけでなく五感を通してのメッセージがある(器 外の風景に 部屋の空気に至るまで)
和食は世界でよく見る油脂を中心としてではなく、旨味を中心にしてつくられている(だしとかの話)
日本料理は臨機応変で良い いろいろ変化があって良く いまは(入らない枝葉にみえるようなことがあったとしても)今は種であってそこから大木となるやもしれない
伝統とは新しいことを続けていくこと


かっこいいですね
で、
和食ですが
たこやき お好み焼き また 具材を和食の具材で タレも和の素材にかえた餃子は和食だ とゆーてはりましたわ、、


村田さんは 今 給食を一汁三菜にするよう 運動されているようです
それは、素晴らしいことだと思います
今この年になって 昔はきらいだったけれど 10歳以下に食べたものを 数十年経った今 無性に食べてみたくなることがあります
カルボナーラは1皿で800カロリーくらいするけれど、
和食は何皿もたべても、そこまでカロリーがいくことは少ない ともテレビで村田さんがおっしゃっていました
今 食事が欧米化し それにつれて メタボ 大腸がん等が増えて来ています
また 日本は今 米が余って困っている時代です
第2次世界大戦の敗戦後 アメリカさんから おなさけでまわしていただいた 余剰生産の小麦でパン給食等がはじまったのですが、、
今まで無理に続けること無いじゃないですか
家族の勝手でしょ!: 写真274枚で見る食卓の喜劇 という本をよみました
まあ、たしかに 誇張している部分もあるとはおもうのですが、
幼稚園では 達成感を持たせるため 野菜等嫌いな物は一切入れさせない
きらいな野菜等は作っても残されるだけなので家庭ではあえてつくらない
給食がはじまったら たべられるようになると思う
食器も面倒くさいからできるだけ数少なく大皿からみなでつつく 取り皿もださない
箸もそのうちおぼえるでしょうからスプーン フォークでたべられれればいいでしょう という家庭がでていました
ごく少数派だとおもうのですが、
子供のしつけは学校でしてもらうものでしょ、 という親がいたという話とどこか共通するものを感じます
お茶碗のもち方は指を開いて大きくわしづかみに 箸もかなり下の方をもって 茶碗からかき込んで食べている子供の映像 よく見かけます
和食が世界遺産に登録された今 
せめて日本人なら お箸のもちかた お茶碗のもち方 そして せめて箸置きの使い方
左に御飯右にお味噌汁という配膳の仕方などを最低限の知識として小学校でならってもいいのでは、とおもいます
だしの味も大事ですが、それを生活習慣にとりいれるということも同様に大切なことだと思います


家族の勝手でしょ!―写真274枚で見る食卓の喜劇 (新潮文庫)

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