行列の女神～らーめん才遊記～
心にのこったセリフを記録
6月1日（月）放送 7杯目
夏川彩（高橋メアリージュン）
凡人には凡人の戦い方がある
私は凡人ですので空からひらめきがふってきたりはしません
だから
とことん地べたにこだわることにしました
自分の中に蓄積されてきた体験や記憶
積み上げてきた努力や試行錯誤
そういうものをあしばにして
考えて 悩んで 動いて
職人として高みを目指します
社長のおっしゃるとおり
職人としての一番の敗北は 歩みを止めてしまうことですから
６杯目で天才的な舌をもつ汐見ゆとり(黒島結菜)が帰りに実費で
看板商品 醤油ラーメンを
芹沢達美（鈴木京香）社長が出ている日に食べて帰る
おいしいと
そこで社長はこれはおごりと 薄口醤油ラーメンをだした
ワクワクする味だ 天才だと喜ぶ汐見ゆとり(黒島結菜)
その薄口ラーメンの裏話があかされる
芹沢達美（鈴木京香）
中原昌英（石黒賢）さんが名古屋コーチンの丸鶏ラーメンで注目を集めていた頃
私はあゆの煮干しをつかった 薄口醤油ラーメンで勝負をかけていました
でも
その勝負に勝つことはできなかった
スープがうすくて
コクもパンチもないまずいラーメン
それがわたしの薄口醤油ラーメンにくだされた評価だった
ある日 やけになってラードをぶち込んだラーメンを客にだしたら
客はそれをうまいと大絶賛した
あゆの煮干しの繊細な風味なんて けしとぶわよ
でも客は大喜び
で
ラードからニンニクを揚げたヘッドにかえて
それから店は大盛況
濃口醤油ラーメンが清流房の芹沢達美（鈴木京香）の代名詞になった
私は理想と現実の間でたたかっています
それはいまもかわっていません
噛む回数を増やした方が
満腹感がえられやすい
ヒスタミンが分泌と満腹中枢を刺激する作用があるの
帰り道 汐見ゆとり(黒島結菜) 芹沢達美（鈴木京香）夏川彩（高橋メアリージュン）
社長
さっきのラーメン すごく美味しいです
でも あの食感の強さは万人受けはしないですよね
ワクワクの正体ってそういうことなのでしょうか
河上堅吾（杉本哲太）部長も言ってましたよね
人によってはもしかしたら抵抗を感じるかもしれない
そういうスリリングな側面が多くの人を病みつきにする
それがラーメンの持つ魅力でしょう
中略
その個性がワクワクを生む魅力になっていました
つまり
料理は普通 バランスを整えるものです
けど ラーメンはその逆
アンバランスであることが ワクワクの正体なんじゃないかって
バランスを崩したことで味を高めた
あんた 最初からわかっていたってこと
まあ なんとなく
言語化できなきゃ意味ないじゃない
ワクワクなんて 感覚的すぎるから わかってないのと同じよ
じゃあ やっぱりそれが答えなんですか
間違ってはいない
でも 答えのひとつでしかない
そんなところで止まっているようじゃ まだまだ未熟
やり直し
うーん
そうそう
チーズケーキでも バランスのくずれそうな
とってもブルーチーズとか
白カビチーズとかを私が好むのはそれかとおもいます
ワクワクですね
一方 チーズケーキでは 万人受けがロングランを博します
万人受けの王道を突き進むのもまたそれはみちだとおもいます
チーズケーキ に関してはどうだろう
万人受けの王道を行くのが 小山シェフのチーズケーキ だとおもいますが、
（ 小山ロールで有名な PATISSIER eS KOYAMA パティシエ エス コヤマさん）
牛乳 卵 生クリーム カスタード味なんかが
日本では王道にあたるとおもいます
そう言った意味ではいまはやりの
バスクチーズケーキ も万人受けの王道 ですね
まあ うけるべくしてうけたともいえますね
