ミュージカル 太平洋序曲を見にいった
休憩なし 1時間45分
作詞・作曲:スティーヴン・ソンドハイム
脚本:ジョン・ワイドマン
演出:マシュー・ホワイト(オリヴィエ賞ノミネート演出家)
梅田芸術劇場と英国メニエール・チョコレート・ファクトリー劇場との共同制作ミュージカル
美術ポール・ファーンズワース
衣装 前田文子
振付 アシュリー・ノッティンガム
プログラム 2000円
1976年初演 ブロードウェイ
最初はストレイトプレイの予定がミュージカルに変わったのだと
2000年宮本亜門氏演出で翻訳上演
2002年NY公演
2004年 ブロードウェイ
2011年宮本亜門版再演
花魁(いや女将か)&将軍はもともと男性の役だったらしい
そして何代かの将軍を一人に集約しているらしい
あの花魁女将 ミス・サイゴンをおもいだす。女の子たちを従えて軍人さんたちをもてなす
この2つの役を男性もしくは女性が兼任してやる意味合いがよくわからない
なにか、深い意味があるのだろうか?
額縁風の木製の大きな装置
初っ端の簡素で色合いを落とした舞台美術は好き
真ん中に文楽人形 右手側に小さな小屋のような神社のような部屋
その前に折り紙風のオブジェ
左手の円状のは船にもなる
奥に丸い切り抜き ここにいろんな風景がでてくる
黒船は折り紙で表現
いや〜 この間から ドラマ大奥見たついでに(衣装がすごかった)
あの続きのコミックを読んだところで
幕末のあの時代の人々の葛藤 いろいろな立場を 尊王攘夷とはなにか、言わざるをえなかった背景、心のうちと言っていることの乖離の時代
深く深く掘り下げて、人物を形成したストーリーを読んだところだから
この舞台見て
無茶苦茶 ひょうしぬけした
なんでも ソンドハイム様だからありがたがるって〜のは ちょっと‥
カリフォルニアロールはお寿司ではない
カリフォルニアロールを カリフォルニアロールだねって言いながら食べる
でもお寿司とは別物よね
これ、海外の人はお寿司だと思っているのかしらね。困ったものよね
といいながら、複雑な気持ちでいる あの感じ
なんで、こんな思いをしてまで見にゃならんのかな
とも思った
たぶん、この話は2度と見たくない(そーゆー人は、もちろん、いかないでいいと言われるだろう)
曲が良くても ストーリーが‥
海外からみたら 日本ってこうみえるのかな
米を食べて〜
着物でなく作務衣 それにしちゃ扇子持ってるし
天皇陛下が文楽を使って表現はわかるし、これはありだと思ったけれど
将軍へんな髷 花魁の髪も変(私は朝海さんのファンだ彼女が悪いわけではないと思っている)
花魁は芸術でいいかもだけど、将軍のあの髷はないわ〜 日本人からすると、バカ殿のイメージのまげ。 本当に日本リスペクトされてる?プログラムにはリスペクトって皆様書かれてましたが
万次郎の仮装の時の髷もちょっと‥
将軍は暗殺されない 暗殺されたのは老中だった
将軍は輿の上に座らない(これはギャグがひどすぎる 王様は馬車の中でなく上に座って登場?)
明治天皇は号令をかけない(象徴であって政治に表立って関与できない)
ほとんどの時期で将軍より老中が政治をする
老中 衣装が簡素 それより将軍の衣装がもっと簡素で変にキラキラ
そういえば香山さんの最初の奥さんはなんで亡くなったの?あれって、着物の赤い映像美をみせたかっただけ?
赤い布は綺麗で、心中・恋の大和路を思い出す、真っ白の衣装。綺麗だったけど あれ、なんで?自害?説明は?
あれ?万次郎さんて、外国の状況見てきたのに、なぜ、急にガチガチに日本風に?
刀では世の中は変えられないってわかった人だったのでは?
一方香山さんは、洋風かぶれ?あれって不平等条約を改正してもらうために必死に西洋風に皆が変えていったのであって、ちょっとその動機がその‥??
ところでこの話何がテーマだったのかな
どうも、作られた時期は日本が躍進していた時代だったようだけど
今はね〜
私には理解できなかった。
文句ついでに
RENT
たいこ(ドラム)のパフォーマンスは楽しみにしているので省略しないでほしいな
コートで袖がないのはのくだりは省略?はなぜ その日だけたまたまだった?
長く続けてきている作品なだけに、どうしてもくらべてしまう
歌や、人物像の掘り下げは好きでした。