西洋菓子しろたえ赤坂さんのレアチーズケーキ

おそらく 日本のレアチーズケーキのはじまりに貢献されているとおもわれる
西洋菓子しろたえ 赤坂さん
デパート等に出されていないので 電車を乗り継ぎのりつぎ訪問
もともとは
小渕優子議員さんの政治資金をめぐる事件ででてきて、おや、そんなお菓子屋さんが、、、と、、、
1978年(昭和53年)(1976年とでているところも)創業の洋菓子店だそうですので、それはそれは伝統のあるお菓子屋さん


チーズの歴史については以下にまとめていますが、
http://d.hatena.ne.jp/taberunodaisuki/20141105
日本でようやくチーズの生産や空輸がはじまったのが 1960年頃
http://d.hatena.ne.jp/taberunodaisuki/20111124/p1にチーズケーキの歴史をかいていますが
昭和40年(1965年)代初めにカッテージチーズが 登場 40年代なかばすぎに クリームチーズが登場
http://d.hatena.ne.jp/taberunodaisuki/20110921/p1
1970年代ぐらいから、日本にはチーズケーキ・ブームが起こり


http://d.hatena.ne.jp/taberunodaisuki/20120331/p1の安井寿一氏のスフレチーズケーキ(1970年頃)
モロゾフベイクドチーズケーキ1969年頃
しろたえさんのレアチーズケーキ 1978年
マドモアゼルいくこさんの御著書秘密のケーキづくり おいしくて太らない 簡単で失敗しない(1978年) にでてくるレアチーズケーキ

あたりが、日本のチーズケーキの元祖なのでは、、と私はいまのところ考えております


駅からちょっとあるきます
人通りが多い所で たちどまると迷惑でしたが、おのぼりさんなので たちどまってしまいました
まあ、レアチーズケーキの聖地ですから、、私も緊張で店前でみほれました 

入ってすぐ左がショーウィンドー
けっこう人がはいっていきます
テイクアウトの人が多い
下の階が禁煙 上の階が喫煙らしく 喫煙だったらすいているとのことで 上の階に
4人テーブルが3 2人テーブルが3くらい
運良く 前におられたかたがたべおわられ、私だけで占領することに、、
本当に昔ながらのお店のようで 使い込まれた昔ながらの家具 柱時計
お店のあちこちででてくるイラスト 店にかざられた絵画は同じ画風ながら サインがない
お店のあちらこちらにおかれている彫刻も同じ作家さん?
お店のひとにお伺いすると 妹ですと
どなたの妹さん???
かえってから調べる
”店名ロゴと牧歌的な女性のイラストは、オーナーの妹が“フランス・アルザス地方”をイメージして描いたもの”
とHILLS CLUBさんのホームページに説明がでていました
看板 カップ メニュー ミルクピッチャー ケーキのラッピング
あらゆる所にイラストが使われています


  • 珈琲 400円

カップ 直径8 高さ6cmくらい

  • レアチーズケーキ 260円

7×2.5×3.5cmくらい
上面にカットピスタチオ
表面に薄く生クリーム ちょっと酸味有り
ベースはクリームチーズ 生クリーム ねっとり生地で酸味有り
台はよく焼き込まれたクッキー生地 カリッカリで香ばしく まるでアーモンドでもはいっているかのように香ばしいクッキー
(2種のクリームチーズを80〜90%使用しているとかかれている記事もありました)

ラッピングの紙に例のイラスト フランスアルザス地方の服装のような女性のと GÂTEAUX SHIROTAÉ の文字
長さ9 高さ5cmくらい
上面ナパージュ無し
底面 スポンジ一層
ふわっとタイプのスフレケーキ
酸味はあるようなないような
あまさやや控えめタイプ
水分含有量はおおめで きめはややあらめか、



メニューには他にチーズ系で
スリーズフロマージュブラン 390円 サワーチーズとサワーチェリーのムース
チーズレモンパイ 350円 チーズ入りレモンパイ というのもあれど 入り口にはみあたらなかったのでたのまず

とかかれたところからとったつもりですが、、、
表には PÂTISSERIE SIROTAÉ という文字と 女性のイラスト 裏面には 東京赤坂 西洋菓子しろたえ とかかれています
菓子名はでていません
6.5x5.5x2.3cm 50gくらい
三菱ガス化学さんのエージレス入り
名称 焼き菓子 
原材料 小麦粉 砂糖 バター 卵 アーモンド ドライフルーツ 洋酒 ベーキングパウダー
製造者 有限会社白妙さん(東京都港区)
賞味期限はまとめて袋にシールを7日後くらい 焼き菓子にしては賞味期限短め
簡単にいうと、ドライフルーツいりパウンドケーキ
上面は中央に筋をというタイプ
やきすぎないタイプ
ドライフルーツは おそらく アプリコット チェリー(生地があかくなっていたので)
レーズンはなかった
フロマージュとなっているけれど、チーズ味は??
原材料にもでていませんし、、??

  • 名前おぼえていない

メニューに載っていないタイプか?
メニューには ガトーピニョン 220円 香ばしい松のみのお菓子 というのがでているけれど、、これかな??
表には PÂTISSERIE SIROTAÉ という文字と 女性のイラスト 裏面には 東京赤坂 西洋菓子しろたえ とかかれています
菓子名はでていません
7.2x5x2.3cm 55gくらい
名称 焼き菓子 
原材料 小麦粉 バター 砂糖 卵 蜂蜜 水飴 ナッツ ドライフルーツ 洋酒 ベーキングパウダー
製造者 有限会社白妙さん(東京都港区)
脱酸素剤等なし
上面に網目 おそらく卵黄をぬって 飾り模様を
なかのミンスミート 5.5x2cmくらい 洋酒につけた レーズン 松の実 胡桃など、、まっくろになっていてフルーツはよくつけこまれて 何が何かは判別しにくい
生地 クッキー生地とパウンドケーキのあいだのような
下面焦げるちょっと手前までやきこまれ カリカ

  • うさぎのクッキー140円

となりにリスのクッキー160円というのもありました
原材料等記載無し
目は焼き印か
バターと卵味のクッキー
持ち運びでこわしてしまいました
シリカゲル等なし

品名 焼き菓子
原材料 小麦粉 卵 バター 砂糖 アーモンドパウダー オレンジ レーズン チェリー ラズベリー チョコレート くるみ ヘーゼルナッツ ベーキングパウダー 蜂蜜 洋酒塩
20度以下にて保存
製造者 有限会社白妙さん(東京都港区)
底に 株式会社タイセイさんのシート乾燥剤入り
箱はプラスチック 9.5x6.5x5.5cmくらい 
厚手のセロハンテープでとめられています
賞味期限は 購入時から2週間くらい
うん、きっとこの原材料 ちょっと別のおかしのといれかわっちゃったのでしょうね
中味は 白ごまと 黒ごまと粉チーズを上にのせたパイ
1本は 8.5x1.7x1cmくらい 12本くらい
3層にみえます
底はよくやきこまれた濃い茶色 生地もつまっています
間は いかにものパイ生地 きじもちょっとふくらんで
上面は わざとやきめがつくようにした薄い層
チーズはほんのり あまさてんかほとんどなしタイプ

食べログを記録
http://tabelog.com/tokyo/A1308/A130801/13002850/



お店のケーキをみると 昔ながらのケーキがメインのようです
関西では 元町ケーキ(創業60年以上といわれている) ツマガリ(1986年創業)のケーキ屋さんに相当するところかも、


日本のケーキ屋さんは技術が高いので ほとんどのケーキは真似され 応用される
一重のロールケーキがあれよあれよとひろがっていく様子は
http://d.hatena.ne.jp/taberunodaisuki/20150116/p2 にも書いています



幼少の頃の味こそ最高なのか??
http://d.hatena.ne.jp/taberunodaisuki/20140914/p2
日本1おいしいチーズケーキ
http://d.hatena.ne.jp/taberunodaisuki/20090619/p2
にもかいていますが、
昔食べたことのある味が そうはいっても人間おいしいと思ってしまうのだとおもいます


偉い政治家 東京の経済界の重鎮の方々は
その当時 最高峰だったこのケーキを 幼いころから食べておられたことと推察します
その方々にとっては とても懐かしいケーキなのだとおもいます
東京にいなかったので、経緯はわかりませんが 他のお店は真似しなかったのでしょうか?
それとも、ブランド名がないと やっぱり売れなかったのでしょうか?


オシャレな舌―スーパーシェフ三国清三の軌跡

オシャレな舌―スーパーシェフ三国清三の軌跡

関連で フランス料理の重鎮 三國清三さんのお話
日本のフランス料理を格段に極められた方のお話
以前に天皇の料理番の話をかきましたが、もっとずっとあとの方
1954年生まれで ご実家が半農半漁 そのとき培った素材の味を見極める能力をいかし、
フランスに単身でむかい 次々と有名フランス料理店で修行し
1982年帰国
その後雇われシェフをへて オーナーシェフ
巻末にでていた年表が有り難い Wikipedia
http://gmex21.com/seiyouken/chef.html#akiyama 上野精養軒物語をミックスして
1882年 天皇の料理番にもでてきたオーギュスト・エスコフィエ ホテルリッツのセザール・リッツと出会う
1893年パリ マキシム開業 
1898年パリ ホテル・リッツ開業
1890年 帝国ホテル開業
1907年 西尾益吉 林玉三郎 フランスで修行 その後 秋山徳蔵もフランスへ
1940年 村上 信夫 帝国ホテル入社  69年 料理長へ
1950年 田中徳三郎 パレスホテルの総料理長就任 
1966年 東京銀座 マキシム・ド・パリ オープン(2015年4月1日閉店)
1977年 美木剛 ジャン・ムーラン開業(現在閉店)
1979年 井上 旭 ドゥ・ロアンヌ開業(現在閉店)
1981年 アラン・シャペル 神戸ポートピアホテルで開業(現在閉店)
1982年 石鍋裕 クイーン・アリス開業
1984年 ホテルニューオータニ トゥールダルジャン 開業
1985年 三國清三 オテル・ドゥ・ミクニ開業
、、、
と続き
世界でいろんな企画があって、そう言った時に呼ばれるシェフになられた というお話でした
これをみると パリから日本は70年くらい遅れていたのですね

今はどうなのでしょうね
どんどん才能ある若者が外国に修行に行き
バブル期にうわーっとフランス料理名門店が開業されて、、でも
腕のあるかたは、不況の日本ではなく 世界のもっとお金持ちがあつまる所に移動されたのでしょうね


昔は1台20万もする 移動式コード無し電話を
今はほぼ皆がつかっています
個人用パソコン マッキントッシュSE30なんて、白黒で50万もしたのですが、
今はみな電車で自分のカラーのスマホをもっています


アイスクリームも昔は王侯貴族のたべものでしたが、今はコンビニで買えます
ガラス製品 特に透明度の高い者は貴重品だったそうですが、、いまや、、
フランス王妃アントワネットの食器展示をみましたが、中にはあれ?、、そんな食器なら普通にあるかも、、という陶器も、、
TVもクーラーも贅沢品でしたが、、、
今の時代 私たちは 王侯貴族しか体験できないような生活をし、食べ物をたべているのでしょうね、


ついでにもう一冊

一般庶民の昭和時代のおやつについて語られた本です
私も ココナッツサブレ(正式には私が幼い頃に食べていたのは本当は 日清製菓株式会社のバターココナツだったそうですが、、) 大好きでした
あのころは モンドセレクションってすごいって思っていたのですが、、



シティリビング2015.7.31号にもでていました
デンマーク産を中心としたクリームチーズに粉糖とレモン 1日1000個を完売と 
特集では スイーツ部門1位(ご当地スイーツ)