アメリカンパイが600円近くすることについて思う、、、

日本のお菓子ブームはフランス菓子全盛期から
最近はNY菓子へ移行しつつあります
最近のチェーンのコーヒー屋さんに置いているのは ほとんどがNYチーズケーキ マフィン スコーン 
そしてカップケーキブーム
日本人の憧れはフランスからアメリカへ


でも、、、
お菓子を作ったことがある身として
どんなに凝ったといっても、
アメリカのお菓子って
甘さ加減や素材の良さは変わったにしても、
ベースはオーブンの温度調節がきちっとできなかった時代に
もしかしたら冷蔵庫もろくろくなかった時代に
ネット検索もできなかった主婦たちが 口伝えに伝えたレシピにそって作られたものなんですよね、、


私も1970年代にアメリカの田舎町にちょっと滞在していたことがありましたが、、
今のアメリカ菓子もその流れをくんでいると思います
主婦たちが集まり、得意お菓子を持ち寄る
アメリカンパイ生地は あまりこねず ざっくばらんに作った方が美味しい
本当はバターよりも サックリ感はショートニングの方が出ることも、、
ショートニングってバターより安いのです!フランス菓子にはほとんど使われませんが、、)


ざっくばらんがいいのはスコーンでも同じ
林望さんのご著書に いい加減に作ったくらいの方が美味しいと出ていたように思います
こねると良くないのですよね、、


だから、、
あの時代の主婦たちが ざっくばらんに作った
アップルパイやチェリーパイに近いものは、
おそらく 優秀な家電を持った現代日本人たちには作れると思うんですよね、、かなり簡単に
一方
フランス菓子は繊細で 特種な製菓器具がないと作成できなかったり、
綺麗な平行層なんてそれは技術がないとできないんですよね、、
材料も かたや 小麦粉 砂糖 バターかショートニング それに フルーツと砂糖だけ
    一方は 小麦粉 砂糖 卵 生クリーム バター フルーツ(数種) ナッツ(数種) チーズ類 金粉 チョコ(数種) などなど 


そんなことから考えると、、
昨日のバビーズさんだとか、、
DEAN & DELUCAさんの11月チラシ
松之助さんのクランベリーアップルパイ648円だとか

下写真は2008年http://d.hatena.ne.jp/taberunodaisuki/20081009に書いたサワークリームアップルパイ 494円(これは本店で購入したぶん)

今日見た(11月のある日) CITY BAKERYさんのチェリーパイ580円だとか、、

ちょっと考えるところがあります


これらのお店 皆アメリカの会社で、、、
だから アメリカはグレート格好いい! っと売るのは当然で
でも、実はアメリカでの店舗はいかにも日本支店のように都会的というのとは違っているような、、、、
ってことがありますが、



そんなこと言って、
私もアメリカンパイ買いましたから、、言えたもんじゃないですが、、
値段のつけ方って、、と思います
逆に 高い方が売れるのかもしれませんね、、