出雲三昧/不昧公松江三大銘菓 若草、山川、菜種の里

 

 出雲三昧(いずもざんまい) 

諸越粉という小豆を挽いて粉にしたものを用いた落雁、大納言の粒入り羊羹、白玉粉を用いた求肥で三段重ねに仕上げました。

名称 生菓子

原材料 砂糖 小豆 餅粉 寒梅粉 水飴 諸越粉 麦芽糖 和三盆糖 寒天

賞味期限 10日くらい

高温多湿をさけ

製造者 株式会社 桂月堂(島根県松江市

6.1x2.2x1.8cmくらい

3層

白い落雁の和三盆のような層

黒い小豆入りの羊羹の層

灰色の羽二重もちのような層からなる和菓子

常温で結構日持ちします

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 諸越粉

wikipediaのこれかな? 

もろこしまたは秋田諸越(あきたもろこし)と呼ばれることが多いが、地方によっては「唐土」や「諸粉子」とも書かれることがある。これはトウモロコシを意味する「もろこし」ではなく、材料に小豆を使用することが特徴である。

伝統的には小豆粉を木などで造った枠に入れ、乾燥させて固めたものに焼きを入れて作られる。300年以上の歴史があるが、現代では伝統的製法から機械化への移行が進んでおり、材料は小豆粉に砂糖や和三盆を一緒に混ぜたものが多い。ただし原料や製法を変えて作られるものもあり、抹茶や黒糖などを加えて色がつけられたものもある。その形と模様は文字や縁起物のほか、なまはげ、秋田犬、秋田蕗など秋田の代表的なモチーフが入ったものも多く、土産品としての工夫の中で現代的に可愛らしくデザインされたものも作られるようになった。

 

 

 

桂月堂 島根県松江市の和菓子老舗

 文化六年 (1809 年 ) 、桂月堂は不昧公のお膝元松江で創業し、茶の湯の文化とともに歩んでまいりました。創業以来、菓子造りに専念し古より受け継がれた手技を守り続けて約二百年。日本全国の多くのお客様にご愛顧いただいております。

 

 

松江は不昧(ふまい)公ゆかりのお茶どころ

 

松江三大銘菓は若草、山川、菜種の里

 

 

不昧公が詠まれた御歌にもなっているらしい

それぞれ 店が違うのだが

一緒に一つのパッケージを作りましょうとはいわなかったようで

三英堂さんが この3種を詰め込んで

一緒に脱酸素剤を入れて長持ちさせているものだから

まあ、安いし買いやすいしで 私もこれを買った

本来は以下のようなお店のが有名らしい

特に この緑色のは色合いが店によって違う

 

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三英堂 銘菓松江三大銘菓 6個入り 648円税込

FUMAI's Three Major Confectionary 

名称 和菓子

原材料 砂糖 寒梅粉 餅粉 水飴 玄米 着色料(黄4 黄5 青1 赤3 赤106 くちなし)

直射日光 高温多湿をさけ常温で

製造者 有限会社 三英堂(島根県松江市

21x7.7x 3.3cm 188gくらいの箱入り

シリカゲル入り

一括包装

賞味期限1〜2週間くらい

 

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説明が入っていました

菜種の里 落雁

若草  求肥

山川   落雁

菜種の里は三英堂さんだけしか作れなさそうなことがかかれています

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菜種の里 5.5x22x2cmくらい

餅米がうえについていて これが蝶をあらわしているそうです

玄米が入らないものもあります と説明あり

一つははいっていて 一つは入っていませんでした

黄色いけれど 卵の味というのはなく、普通の落雁味では?

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若草 緑色 6x2.4x2cmくらい

これだけちょっと違う 

真ん中求肥

でも周りは他ののような落雁を粉にしたようなものがつけてある印象

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山川 赤と白 5.5x2x2cmくらい

普通の落雁 和三盆味 と思ったけれど 材料に和三盆とはかいていない

 

3つとも似ている

とっても

同じ人の好みだから?

ほれいができない時代の材料もいろいろなかった頃のお菓子だから?

 

 

 それぞれのお菓子屋さんのホームページには以下のように

三英堂の菜種の里 

松江藩七代藩主・松平不昧公が御好みとされた「菜種の里」は、春の菜畑を蝶が飛びかう様を表現した打ち物の風味ゆかしいお茶席菓子でございます。

不昧公引歌「寿々菜さく 野辺の朝風そよ吹けは とひかう蝶の 袖そかすそふ」

 

彩雲堂の若草 

若草:砂糖、米、麦芽糖、砂糖結合水飴、米粉、水飴、着色料(黄4、黄5、青1)

復刻若草:砂糖、米、麦芽糖、砂糖結合水飴、米粉、水飴、よもぎ粉末

 

「曇るぞよ 雨ふらぬうち 摘みてこむ  栂尾山の 春の若草」不昧公御歌

 

wikipedia 

若草(わかくさ)は、島根県松江市の彩雲堂他で作られている和菓子で、茶人としても名高い松江藩7代藩主松平治郷(不昧)によって考案された、いわゆる「不昧公御好み」の茶菓子の1つ。主に春の茶菓子として用いられた。治郷の没後は製法が不明となっていたが、明治時代中期に彩雲堂によって復元された

 

風流堂 山川 

これは<赤>で紅葉の山を、<白>で川(水)を表したものといわれています。

「散るは浮き、散らぬは沈む紅葉(もみじば)の、影は高尾の山川の水」という歌にあるとおり、時期により赤白を上下にしたり、間にはさんだりして茶席に供したと伝えられています。 山川を口にふくんだ時、さっと溶け甘味が後を引かず、抹茶の風味を最高に引き出すところは、不昧公が好んだ程のことだと存じます。