ポーの一族オリジナルティー&ポーの一族満喫計画

未練がましく金券ショップに通っていたら
行ける日のチケットがでたので行くことにした
さて、せっかく大劇場まで行くのであるから
できるだけどっぷりお膳立てされたものにのってこようとおもった


ポーの一族』公演デザート(宝塚ホテル)の続きである  
http://d.hatena.ne.jp/taberunodaisuki/20180108/p2


1、ポーの一族オリジナルティー購入
2、公演オリジナルカクテル「バラのエナジー
3、ポーの一族公演ランチ バラの形のデザート&バラの紅茶
4、ポーの一族 台本見学
等のコースである
なお、公演オリジナルカクテルはカップ持ち帰りOKだが 営業時間が開演前と幕間なので 気をつけないと飲めない!!




家には『ポーの一族』が2セットある
1972年 昭和47年から連載らしい
全5巻(フラワーコミックス)昭和51年第14刷  320円/1冊だ!

全4巻(萩尾望都作品集版)1991年第18刷  500円/1冊


そんなわけで
衝動買いしてしまった
劇場には衝動買いを呼ぶものがいっぱい

  • ポーの一族オリジナルティーバッグ8袋入り  1080円 税込

初日からでなく 1月12日から販売されたそうである
キャトルレーヴでなく お菓子等を売っている 入ってすぐ左手側の宝塚大劇場内 レビューショップIにて販売されていた

品名 フレーバードティー(紅茶)
原材料 紅茶 ローズレッド 香料
賞味期限 2020年1月
内容量 20g(2.5g×8個)
原産国 インド ヴェトナム
製造者 株式会社ルピシアB(東京都渋谷区)
ティーバッグの中には紅茶と赤いバラの花びら
袋を開けるとバラの香り
味は紅茶 香りはバラ
気分は上がります
直径10.8 高さ3.5cmくらい
中のカードには
バラの香りを贅沢にまとった紅茶にバラの花びらをブレンド ダージリンをくわえて上品にしあげました
お湯の温度 熱湯
抽出時間 2.5〜3分 と
シールにエドガーの水彩画風の絵(プログラムにも載っている)
THE Poe Clan Original Tea



ついでに衝動買いしたもの
ポーの一族の写真として 1番最初にでてきた
公演ガイド情報誌の表紙のシルエットがついたチョコ
大きな箱もあったが 1番小さいのを買った

  • チョコレート 500円 税込  24gx5枚

名称 チョコレート
原材料 ミルクチョコレート(砂糖 ココアバター カカオマス 脱脂粉乳 全粉乳 バターオイル 乳化剤 香料)
賞味期限  2018年3月31日
直射日光を避け
販売者 カレ・ド・ショコラ・ドット・コム有限会社A(東京都港区)
チョコ 3.3x3.3x0.5cmくらい



3種あった 宝塚をモチーフにした紅茶
カレルチャペック紅茶店宝塚歌劇オリジナル商品
ラインダンスシリーズ
群舞シリーズにくわえ
2018年1月1日(月・祝)から第三弾「デュエットダンス」シリーズが登場   
茶店のオーナー・絵本作家の山田詩子氏が描かれたイラスト と宝塚のホームページにでていました
缶入りも欲しかったが 予算の関係上小さいタイプで

  • Takarazuka Revue 群舞 ミルクキャラメルティー  税込594円 5袋いり

Karel Chapel Milk Caramel Tea
名称 紅茶
原材料 紅茶 香料
内容量 8.5g
賞味期限 2020年5月
高温多湿を避け
原産国 スリランカ
販売者 有)カレルチャペックBS(東京都武蔵野市
10x8x4cmくらい

  • Takarazuka Revue デュエットダンス ヒワイトピーチティー  税込594円 5袋いり

Karel Chapel White Peach Tea
名称 紅茶
原材料 紅茶 香料
内容量 7.5g
賞味期限 2020年10月
高温多湿を避け
原産国 スリランカ
販売者 有)カレルチャペックBS(東京都武蔵野市
10x8x4cmくらい


あとは
おそらく宝塚大劇場チケットを持っていないと飲めないもの
公演特別ドリンク「特設カウンター」

バラのシロップと公演の舞台となるイギリスのロンドンの「ゴードン ジン」を合わせ、ソーダで割りました。ほんのりとした甘みと、花組カラーをイメージしたカクテルをお楽しみください。   

  • 公演オリジナルノンアルコールドリンク「ローズミルク」 800円

ミルクをベースに、バラのシロップで甘みを付けたノンアルコールドリンクをお楽しみください。   
バラのエナジーの名前にひかれてそちらを
カップ プラスチック 直径7.5〜5.5cm 高さ10cmくらい


そうそう 入る早々このドリンクコーナーに行くため早めに入場待ちをしていたのだが
右端の列だけ先行入場というのをされていた
どうも、立ち見の列だったようで
1階席の一番後ろの手すりの後ろ側の床にテープがはってあり 
先にほかの入場者とごちゃごちゃにならないよう また順番がかわらぬようそこに誘導していたようである
おそらく 立ち見は一列のみで しっかり場所ぎめがしてあるようで 荷物をおいて買い物に行かれている方もあるようでした




宝塚のミラクルは食事にもあり
宝塚ホテル 和食 「くすのき」
宝塚ホテル レストラン 「フェリエ」はあらかじめ予約しておけば幕間の30分でたべきれるよう
用意しておいてくださる フレンチコース30分食べきりなどミラクルとしか言いようがないけれど
温かい状態でセットしてくださっている
本当にいつもながら感激します
今回は洋食のほうがよりポーの一族関連であったのでそちらを
なお、一人で食べている人も多いのもうれしい 一人フレンチはなかなか勇気がいるけれどここは大丈夫
和食でもひとりで食べている人多く見かけます

  • 公演ランチ 2150円 友の会会員だと割引あり


 ・オードブル びんちょう鮪とエビのバラ仕立てバジル風味
  公演ポスターをイメージして、びんちょう鮪、エビ、トマトを使いバラに見立てた一皿に仕上げました。
  横にお米みたいなパスタrisoniがついていた
  味も美味しい

 ・メイン料理 豚肩ロース肉の煮込みトマトとビーツのボルシチ
  ビーツとトマトのソースで赤いバラをイメージした豚肩ロース肉の煮込み料理です。バラ風味のサワークリームボルシチ風に仕上げました。

 ・パン または ライス (しっかりあたためられたパンだった)

 ・デザート フランボワーズショコラタルト  
  『ポーの一族』に因んで、バラの形のデザートをご用意しました。ショコラタルトにホイップクリームを絞り、バラ型のフランボワーズムースとリーフに見立てたチョコレートを飾りました。
   赤いムースは酸味のあるフランボワーズ 緑の葉はチョコ

 ・お飲み物 コーヒー または 紅茶 または バラの紅茶← もちろんこれを選ぶ バラのジャムがついていた   


パンフレットを買った
普通は買わないが今回はつい衝動買い
中に明日海りお・エドガーと柚香光・アランのスペシャポートレートがついていた
アンティーク調の素敵な写真であった 買ってよかった
また 萩尾望都先生と小池修一郎先生の文章もあった
1985年まだ演出家になる前の小池先生と萩尾先生が帝国ホテルで偶然あわれ
その時からいつかポーをやらせてください
という話になっていたそうである



ポーの一族 台本は
キャトルレーヴ 入口のエレベーターで2階にあがった宝塚の殿堂にありました

2階は写真禁止
3階はビデオ放送のエリア以外は写真撮影ok
前回の花組公演 はいからさんが通る 宙組の展示が3階にありました この台本も3階




なるほど
あれからほぼ30年経ち
時代が可能にしてくれたのですね
そういえば、すみれコードが厳しくて
風と共に去りぬ植田紳爾脚本・演出)の時は ヒゲ ベルワットリングの情婦というワードが
コードにかかる、かからないで大変だったという話を聞いたことがあります
その後
エリザベート(潤色・演出は小池修一郎)も 主役が死神って、、というのでも
いろいろあったようです
今回のポーの一族ボーイズラブというところまではいかないものの
どことなくそれっぽい雰囲気があるのでなかなか難しかったのでしょうね




この公演についての萩尾望都先生の対談は

木原敏江 ─エレガンスの女王─

木原敏江 ─エレガンスの女王─

にも出ている
木原敏江先生 萩尾望都先生 青池保子先生の豪華対談である
3人とも作品が宝塚で上演されている その話もでている



ほとんどのストーリーは1巻である
今回の公演にも採用されている「グレンスミスの日記」は
”本作でわずか24ページの中で密度の濃い内容を描ききっていることについて、後述するとおり他の漫画家から「グレンスミスの呪い」と呼ばれている。”
wikipediaにでている
4世代の大河小説をこの24ページ内に描ききり、例えば2世代目の出会からプロポーズまでの紆余曲折を1ページで表現したのは脅威でこれはこえられない
という話であったと思う
初舞台後のスカイステージ(無料放送デーだった)のインタビューで萩尾望都先生がおすきだといっておられたのは
アランを迎えにきた窓のシーンだそうだ




さて、感想
流石に30年もあたためてこられただけあって
話のながれやエピソードがちりばめられ原作のファンとしても楽しめました
我らは一族、、の旋律が繰り返しでてくるので
エリザベートの時のように繰り返しでどっぷりとはまっていけるのがここちよい
エドガーは眼も遠目にもブルーで
本当に原作からでてきたみたい
公演予告の時よりよりエドガーらしいといいますか
また宝塚の人は学年が上がるほど若くなる(舞台上での動き 姿など)ということがあり
少年の表現はさすがです
まだ一族になる前の少年時代との違いも素晴らしい
最後のショーでぐっと大人になって出てくるので違いが鮮明
原作も時代が前後してややこしいのを 綺麗に一つにまとめて流れをつくってありました
老ハンナが煙となって消えたところはさすが
それ以外の方は 老ハンナ様御一行様の出番を作るためか御一行様のお出迎えで退場、せり下がりなど
これは原作のエヴァンズの遺書にある 萩尾望都氏のコメント欄”くいをうたれ 現世での存在のバランスを失った時に異次元の穴に入り込むように消える”の表現だったということかな
一族の動き 見せ方 
ミニトートである”黒天使”に変わる ミニエドガー”エドガーの影”がエリザベート的でよかった
おわったあと
原作読みかえそうと叫んでいた人がいました
私も読み返しました
銀河英雄伝説もそうですが
宝塚版は宝塚版であるので、、
些細な違いをつついてもしょうがないのですが、、
舞台ではバラを枯らすシーンはない
大老ポーは死んだことにした?のかな??(原作では春の夢ででてくる ポーの新作前に脚本できていたのでしょうからそれは不可抗力かも)
降霊術のシーンが追加されている(ホームズの帽子で出てくるけれど今回とは関係ない話)
最後のゴンドラは太王四神記でもつかわれたものか?一階席で見ていると宙をとんでいるようで麗しいけれど2階席端でみるとクレーンそのもので興ざめだ、、と友人2人ほどから聞いている
とはいえ 総括すると観に行ってよかった劇であることに間違いはない、、
いけてよかった
ええもん観させていただきました



追記
月刊flowers(フラワーズ) 2018年 03 月号

萩尾先生 小池先生 明日海りおさんの対談ののっている号
舞台稽古中の最初の制作発表会レポートの頃のお話のようです
冒頭にカラー写真で2ページ
なかにカラーでなく
131〜133ページまでが対談 
134ページポーの一族 春の夢の広告
後々DVDが発売された時にここは、と見る楽しみのポイントを小池先生がお話しされていました。