シークレットガーデン ミュージカルを見て

ミュージカル シークレットガーデンをみました
覚書
昔に映画をみたおぼえがあるが、いつものように全く忘れていたので、、

 

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友人がとても良い席をとってくれました
外国の方の演出で
ちょっと原作を知らないとかよくわからない部分があったので原作をよみました



劇場で相関図を作ってくださっているのがとても分かり易かったです
copyright 東宝演劇部 2018 by AHARA Noriko とかかれています
赤矢印が リリー 花總まりと アーチボルド 石丸幹二

 


わからなかったのが、なぜかインド風の衣装の人々が行き交っていたこと
相関図を見てわかりました 苦行僧とメアリーの乳母だったのですね
しかも、説明が書いてある AHARAさんの説明がないとちょっとわかりにくいところでした
 メアリーの記憶の中の人々 これらで無くなってからは彼女を見守ると
ああ、そうだったのですね
インドの人や少女の両親たちもバラ?の花
バラの花はなにのイメージ?
少年を閉じ込めていたのはおじさんの陰謀?
せむしは遺伝するの?
少女は可愛げのない子供だったの?
(両親に早く死なれたくらいしか情報がなくて原作をしらなかったので)
ご両親が時々出てくるけれど、その関係は
亡くなった花園の主は花總まりさん ほとんどセリフはなく、ただ、微笑みつつしょっちゅう舞台に
ただほとんどのの人に無視された状態で それでも、にっこり 
これって演じていて辛いだろうな、花總さんだから、それでも完璧な慈愛にみちた微笑みだけれど、
以前に和音美桜さんがレディ・ベスの時に幽霊のお母さん役で、あちらはずっと暗い微笑みだったけれど、セリフなく舞台にでてくる役で
けっこう辛かったとインタビューで話されていた記憶が

 

 
さて、原作をよみました
パンフレットもかったけれど 情報は少なかった
ムーアというイングランド ヨークシャー地方の荒野である
嵐が丘の舞台と一緒
作者 フランシス ホジソンは1849年英国生まれ  1865年米国に移住
1911年 秘密の花園

 

秘密の花園 (光文社古典新訳文庫)
バーネット (著), 土屋 京子 (翻訳)

主人公メアリー・レノックスがかわいくないと言われていたわけ
父はイギリス軍人 母は素晴らしい美人でも子供嫌いで育児放棄状態だったらしい
小説にいっぺんだけでてきたとき、若い将校さんとイチャイチャしている記述あり
父の記述はない
バーニーという父の友人?同僚?がでてきたくらい
ターバンを巻いた?行者(ファキール)については

インドにいた時商工さんが私の母に話していたのを聞いたことがあるけれど、行者は何千回も言葉を唱えるんだって、

くらいしかでてこない
世話はアーヤと呼ばれるインド人の乳母に任せきりだった
子供はできるだけ母から遠ざけておくこと、また インド人はイギリス人のいうことをかしこまって聞くような習慣だったようで
そんなわけで、子供のわがままもそのままうけいれられ、女王様のように気ままにくらしていたらしい

病気がちで不機嫌で不器量な子供 10歳の時も不細工でむっつり不機嫌な小娘

と 原作は散々な書き方をしている
あまりに我がままだったので6歳の時の家庭教師は三ヶ月でやめてしまうほど
9歳の時にこれら事件がおこる
2日ほど放置されていたようだが、フルーツ ビスケット 誰かの飲みかけのワインだけをたべて、あとは寝ていたようで感染しなかった
メアリーは自分のことしか考えない子供
これからも当然誰かが世話をしてくれるものとおもっていた
 ということで イギリスに着いた時も着替えができなかったんですね
行った先の花園のある家の当主 英国 ヨークシャー州、ミッスルスウェイト屋敷 アーチボルト・クレイヴン氏はせむしだった
マーサやその弟ディコン はヨークシャーなまりがあり、メアリーやコリン(クレイヴン氏の息子)もその言葉をおぼえてしまう
メアリーもコリンも外遊びは初めての体験
さて、医師の説明(クレイヴン先生)

僕の主治医は父のいとこで貧乏なんだ 僕が早く死ねば、父が死んだあと、ミッスルスウェイトは全部そのひとのものになる だから僕が長生きできない方がいいのだろう

さて、少年の背中のこと

周りの人たちはコリンぼっちゃまの背中が弱いんじゃないかって、いつも心配して寝かせたっきりで歩かせもしないで、前にいっぺん装具をつけたことがあったけれどぼっちゃまはひどく嫌がって本当に病気になっちまった そしたら 偉いお医者様がきて、装具を外させたんだ、そのお医者様はもう一人のお医者様にかなりきつくいったらしいよ

二人がなかよくなって、遊ぶようになったのは10歳くらいらしい


さて、医師の陰謀説だけれど原作にもあった

クレイヴン先生は警戒心を抱いた この病弱なヒステリー症の少年が健康を取り戻すことになれば、自分がミッスルスウェイトを相続する見込みが消えるからだ、しかしクレイヴン先生は心の弱い人間ではあったものの、悪辣な人間ではなかったので、コリンが本当に危険な目にあうことは望んでいなかった

とでていた
わざとじゃなさそーですね
そして、メアリーの言葉

もう、ミッスルスウェイトはもらえないものね、
 それも気の毒だけれど、10年もの間あなたみたいな横柄な子供に対して礼儀正しく相手をしなきゃならないなんてさぞかし大変だっただろうな、

って、


微笑んでいる母の絵画

お母さんが笑っている顔をみてももう腹が立たなくなったから、、、僕が立っているのを見て嬉しくて笑っているみたい案気がした 

ということで絵のカーテンを開く気になったようだ


父への感情
 

お父さんに好かれたいの?
 前はお父さんが僕のことを好きでないのがすごく嫌だった、お父さんが僕のことを好きになったくれるなら、魔法のことを教えてあげようと思う、そうしたら、お父さんももっと元気になるかもしれない


父は外国でなにをしていたか

 遠く離れたノルウェーフィヨルドをさまよい、あるいはスイスの山岳や警告をさまよう男の姿があった それは10年の間くらい心の痛みに翻弄され続けた男の姿だった この男には勇気がなかった 暗い考えの代わりに別の考えを抱こうと試みたことなどついぞなかった、、、、男は家を捨て務めを忘れた
その姿があるだけで周囲の空気が陰鬱にそまるほどにおもわれて、他人にまで害を及ぼすほどだった
長身にやつれt顔 肩から背中にかけて姿勢の歪んだこの男
ヨーロッパでも指折りの美し地方を巡り歩いていた
滞在先はできるだけ人里離れた静かな場所を選んだ


そのうちちょっとおちついて 体力が出てきて
家のことを思い出してかえったほうがいいかなとおもいはじめ
リリアス(死んだ妻のこえがきこえたようなきがする)、、って時にマーサの母(スーザン サワビー)からの手紙

この10年ひたすら息子のことを忘れようとばかり願っていた 母が死んで息子が生き残ったことを恨んで荒れ狂った暗黒の日々
生まれた息子の姿を見ることさえ拒絶した
それでもようやくみに行って見ると 赤ん坊は弱々しく哀れな有様でだれもが数日しか生きられないだろうと思っていた

だが生き延びた

誰もが今度は 

この子は奇形でまともに歩けるようにはならないだろう

といった
医者や看護婦など 必要なものはかいあたえ、1年ほど家を開けた

息子の瞳は母にそっくりで その顔を見るに絶えず真っ青になって顔をそむけた 

それ以降息子が眠っている時以外めったにその姿をみようとしなくなった

この子は凶暴でヒステリーでなかば正気の息を外れた癇癪持ちの病人として一生過ごすのだろうと思った 気にいるようにさせておくしかない

さて、
ブログの趣旨にそって でてきたご飯を記録
すぐりを入れた丸パン 田舎パン しぼりたての牛乳をマーサの母にもらう
朝食は パン バター 真っ白な卵 ラズベリージャム クロッテッドクリーム
ジュージュー焼けたハム マフィン オート麦のケーキ ヒースの蜂蜜
若鶏のブレッドソース プディング

 

ということで
医師は舞台ではアーチボルトの弟
原作ではいとこ
舞台では医師の陰謀で父息子間の断絶があり、寝ている時しか絵本を読んでやれないのかとおもったけれど
原作ではじぶんからさけていたことがわかった


また舞台では弟に じゃあ 今度は僕のフランスの別荘にきみいく?
のようなセリフがあったが、
原作では父が息子が花園で立ち上がるのをみたところで終わった

 

さて、
個人的な疑問で
ノートルダムの鐘にもせむしはでてくるが 遺伝するの?
そもそも何の病気なの?
くる病?

ビタミンD欠乏や代謝異常により生じる骨の石灰化障害である。典型的な病態は、乳幼児の骨格異常で、小児期の病態を「くる病」、骨端線閉鎖が完了した後の病態を「骨軟化症」と呼び区別する 
後天的な原因としては、カルシウムまたはリン酸の摂取不足、吸収低下、代謝異常、ビタミンD効果への抵抗性により起こる可能性があるほか、1000g以下の低出生体重児や1500g以下の極小未熟児においても頻発する。また、先天的な理由の遺伝性ビタミンD依存性くる病が複数タイプ存在している  

ウィキペディア
あんまりこの疾患の人 最近はいないようなきがします
横に曲がっている側湾症は時々あるようですが、
サイン・ボルト選手のように側弯症でも金メダル走者もいらっしゃるので虚弱とはかぎらないようですし、
遺伝もあるけれど、遺伝しないのがほとんどみたいですね
ちなみにコリンは早産で未熟児だったから 医療が発達していない頃だったのでおそるおそるだったのでしょうね


親が育児放棄(ネグレクト)したこどもたちで わがままにそだっちゃったのが
荒野と花園、コマドリ マーサ、弟ディコンなどによってかわっていき
それが大人の心も動かしたというストーリーだったのですね

 

シアタークリエ10周年記念コンサート『TENTH』
東京ではシアタークリエで上演したお芝居を
日によって変えていたみたいです
兵庫ではほぼRENTでした
その前にお芝居あり
“ニュー・ ブレイン”.
ゲイのカップルの一人の青年 石丸幹二さん
女性の友人もいて
かえるの着ぐるみの青年の上司 石丸さんは歌をつくる職業みたい
青年の母
青年は脳腫瘍になり最終的に脳死といわれる(いや本当は植物状態では?)

母は失意のあまり青年の蔵書をホームレス?風の女性に売る
でも青年は意識を取り戻し
自分の売られた本と出会う 新しく人生について考える
というような話だった

 

 

 

昔のチラシ でてきたので貼っておこう

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