吉田菊次郎さんのご本

”お菓子名人、100の抽き出し” 平凡社
また お菓子の本を読み 感動したら かつてもご著書に感動したかたのご本でした
吉田さんは、
ブールミッシュを開店されたかたです
平凡社新書 洋菓子はじめて物語 については  かつてのブログに書いています
今度の本は 材料についてのうんちくがかかれています
穀物編が7つ 小麦とか
卵が3つ
甘味料が11 モラセスや 和三盆
乳製品が10 
油脂類が14  パーム油とかケンネ脂とか
酒類 19
香辛料と珈琲 お茶 塩 22
添加物 凝固剤 乳化剤 7
その他 酸味料 着香料 着色料 酸化防止剤 合成保存料 5
追記 脱酸素剤 アルコール製剤 2

からなります
フランス スイスで修行されたかたで、非常に博学な方なので よみものとしてもおもしろいです
フランス人は他と異なることをよしとするきらいがある
とか
日本は湿度の高い国なので、しっとりしているものを好むが フランス人はそうではない 日本人は生地をしっとりしあげようとするけれど、フランス人は水分が必要なときはあとから、シロップなりを刷毛でうつ
など、
外国で修行されたかたならではの視点でかかれていて、おもしろいです
また、
よくある なんでも、フランスはすばらしい という観点からかかれていないところも素晴らしいと思います。


乳製品の所に
クレーム ドゥーブル という、生クリームの濃いものがあり、日本でも商品化されているとかかれていましたが、、
一般スーパーでは まだまだ、てにはいりませんね、
クレーム ドゥーブルをもっと濃くすると クロテッドクリームになるそうで、これは、時々みかけますが
チーズのらんに チーズケーキに関する記述がありました
昭和40年半ば頃より突如はじまったチーズケーキブーム
女性週刊誌のあおりもあって、どんどんひろまったと、、
これだけ短期間にお菓子にチーズがなじんでいった国民もめずらしかろうと そして、それをリードしていったのは、お菓子やさんだ
とでていました。
そのとおりだとおもいます。感謝しています お菓子屋さん。
お菓子名人、100の抽き出し