コリアンキッチン シジャンさん

天王寺駅 MIO本館 コリアンキッチン シジャンさん korean kitchen shijan
10階で 窓に面したところにあるので、景色が素敵です
通天閣や 難波方面までみえます
階自体が高級志向です 天王寺駅も キューズモールなど、いろいろかわりましたね
お店は インテリアも美しく
食器入れに おこげのあめ 鉄のスプーンのようなもの 鉄のお箸がはいっていました

  • ソルロタンクッパ キムチ 韓国のりつき 880円
  • ユッケジャンクッパ 生卵 キムチ 韓国のりつき 800円

ユッケジャンのほうは、ピリ辛で よくある味ですが、
ソルロタンクッパはあまり、聞かないですね
あっさり味の白く濁った 脂のういていない 辛くないヘルシーなスープでした
両方とも マメなど いろいろはいっているご飯で 豆の色によりごはんはほんのり紫色
お肉 野菜がいっぱい、、
石鍋なので、ぐらぐら煮立てた状態できていたので、生卵は写真を写す前にいれてしまいました

キムチも程よいからさ 海苔は 2枚でした
ユッケジャンも それほど辛くなく 辛いのが好みの人は テーブルにある 味噌状の調味料や
とても辛いとかかれた 液状の辛味調味料をいれると 辛くなるようです
ソルロタンクッパには、胡麻 塩こしょうがそえられていました


韓国料理って、お野菜がたくさんたべられる良い料理ですね
韓国の宮廷料理って時々ききますが、、
日本の宮廷料理 って、聞かないですね
チャングムにでてくる 宮廷料理はフィクションという話もききますが、実際はどうなのでしょうか?
昔 天皇の料理番という、ドラマがあり、
あまりお金もないし、それほど豪華な料理をつくれなかった(お客様を呼ぶパーティは別として)というような話があったように思います
江戸時代は 武家はともかく 宮中はそれほど金銭余裕もなかったでしょうし、、
それ以前であると、記録も残っているのやら、また残っていても 
例えば めざし なども、当時にしてみれば、ものすごく貴重品だったかもしれませんし、、
価値観がわかりませんね。
歴史的にみても 料理って 奥が深くて おもしろいものですね、、


で、日本の宮廷料理  ー> 天皇陛下のお料理が最初の洋食では ー>日本のケーキの発祥がわかるかも、
という動機で2冊ほどほんをよんでみました

高浜(秋山) 篤蔵という人のはなしで、ドラマにもなった話です
最初は僧侶 華族会館の料理人をしながら、フランス語を勉強し 英国公使館の料理長五百木竹四郎のもとにも 料理を習いにいく
(このとき、アイスクリームをつくる手伝いの話がでてくる)
華族会館から 皇族の別荘に出張料理をつくりにいくはなしのなかに 3層のババロア をつくるくだりがある
その後 精養軒いはいり(精養軒が設立された由来も話の中にでてくる そのとき、料理長は西尾益吉 フランスで料理を勉強して来た人 ということである 日本の西洋料理は 長崎 横浜 神戸の外国施設でコックの下働きをしているうちにおぼえたものが、大部分で外国で料理の勉強をして来た人は稀だったらしい )
フランスに留学する(家がそれなりに裕福で資金をだしてもらって)
オテル・マジェスティック  キャフェ・ド・パリ  オテル・リッツと修行し 宮中の料理人の声がかかり、日本に帰る
就職までに 東京倶楽部の料理部長に
その後 厨司に(天皇陛下のお食事の料理長)就任 (ウィキペディアによると、1913年から)
初仕事の 英国海軍を招いての晩餐のメニューがかいてありましたが、お菓子 は 果実入りババロア
次の日の デザート アマンド入りムース フロリアン作り  とデザート(としか書かれていなかった)
洋小菓子 とかかれていることも、、
とにかく、 お菓子の名前はあまりでてきませんでした
要人をまねいての晩餐会以外では 宮中でも質素なお食事のようです
戦後は経済状態が悪くなり 御料牧場で作られたもの以外は 物資の調達がむずかしかったり、それなりのご苦労もあったようでした。
祝宴などで、出される料理では、野菜もサイズがきっちり同じ 魚料理でも 何百人の単位でも全部サイズが同じ でなければならないそうで
御料牧場で、祝宴にあわせて、種まきしたり 魚などは いろいろな業者をあたって、数をそろえたり、があるようです。


昭和39年に 秋山 篤蔵の面接を受け 宮中のお料理をつくることになった 谷部 金次郎 の話 昭和天皇崩御のときの引退迄
宮内庁大膳課は 5つにわかれていて
1和食 2洋食 3和菓子 4パンと洋菓子 5東宮様担当
だそうです
で、お菓子の話としては
秋山 篤蔵のしたに 副主厨長 中島伝次郎がいて、 彼は 神戸で洋菓子の修行をした経歴があり、秋山氏引退後の 主厨長になった
とかかれていました。
贅沢品ではないものの、黒豆をみりんで煮だしてつくる 九年酒などや お正月の菱花びら餅 のように、 特殊な 宮中だけの料理があるそうなので、
そういうものを 宮廷料理といえないでもないのではないか、、というのは、私の意見ですが、、

天皇の料理番 (集英社文庫)昭和天皇と鰻茶漬 陛下一代の料理番 (文春文庫)